カテゴリー:解剖生理学

  • 肩甲上腕関節包靭帯

    関節包の前・下壁の外層は肥厚し、線維結合組織によって補強されていますが、これは肩甲上腕関節包靭帯として知られています。肩甲上腕関節包靭帯のほとんどの線維は上腕骨に付着していますが、ごく一部の環状線維は関節の周りに…
  • 拘縮とその分類

    拘縮は、まず先天性内反足のような先天性拘縮と後天的な原因によって発生する後天性拘縮に分類され、後者に関しては病変部位やその原因によって分類でき、なかでも古典的ではありますが、Hoffaの分類がよく用いられます。こ…
  • 関節包の構造特性

    関節運動における組織抵抗寄与率をみると、関節包は骨格筋に次ぐ大きさであると言われており、このことからも拘縮の主要因となる組織であることが容易に考えられます。関節の不動期間が1ヶ月以上に及ぶと関節包が拘縮の責任病巣…
  • 骨格筋からメッセージを読み取る

    関節運動を行う際に骨格筋からどのようなメッセージが発せられているかを捉えることが治療を進めるうえで非常に重要となります。骨格筋由来の拘縮の病態のひとつに筋長の短縮がありますが、その際に多くの場合、短縮しようとした…
  • 振動刺激と筋弛緩

    痛みや炎症に由来する筋収縮が、関節可動域の制限因子として関与していると考えられる症例に対しては、筋収縮の抑制、つまり筋弛緩を図る、あるいは痛みを取り除くことによって関節可動域制限が改善する可能性は高くなります。運…
  • 手に存在する4種類の機械受容器

    ヒトの手の触覚知覚を司る感覚器として、マイスネル小体、メルケル触盤、パチニ小体、ルフィニ小体の4種類の機械受容器が知られています。触覚は、この4種類の受容器の活動によって生じる情報が統合された感覚であると理解され…
  • 変形性股関節症を考える。

    変形性股関節症はおもに関節軟骨の劣化、関節腔の減少、軟骨下骨の硬化、骨棘形成を明らかに主とした疾患です。関節応力を分散する十分なメカニズムがなければ、著明な変性を起こし、形態が変化し、それがひどい場合には、関節の…
  • 手根の不安定性に関連する病態力学

    手を近位から遠位へみた場合、手根と手の構成部分は6つの大きな関節からなります。このように長く連続する連結は、本来、力学的に不安定となります。そのため、しばしば近位の関節の不安定性が、遠位の関節の不安定性の…
  • 手の開き(指の伸展)と筋の協調

    手の開きは、つかみの準備のために行われます。MPとIP関節を通る指の完全伸展に対する最大の抵抗は重力ではなく、外在屈筋の伸展による粘弾性抵抗によるものと言われています。この筋内で発生する他動的反動力が、リ…
  • 手の外在筋と内在筋の相互作用への理解

    手の内在筋である虫様筋と骨間筋の同時収縮はMP関節の屈曲とIP関節の伸展を生じます。これは、内在筋プラス肢位とよばれます。それに対して、外在筋である指伸筋、浅指屈筋、深指屈筋の同時収縮は、MP関節の過伸展…

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