カテゴリー:解剖生理学

  • 肩甲上腕関節と関節包内運動の制御

    健常な肩では、腱板は肩甲上腕関節の自動的関節包内運動の制御に深く関わっています。水平に走行する棘上筋が収縮すると関節窩に対して圧迫力を直接生じます。この圧迫力は、上腕骨頭をそれが情報に転がる際、しっかりと…
  • 肩甲胸郭関節と静的安定性

    通常、腕を体側に垂らして立位をとったとき、上腕骨頭は関節窩に対して安定しています。この安定性は安静時に存在するものなので静的であると表現することができます。肩甲上腕関節のこの静的安定性を制御しているメカニ…
  • 肩甲上腕関節とその調整器

    上腕骨頭と関節窩との間の緩い適合の結果、肩甲上腕関節では広範囲な可動域が可能となります。そのためそれを取り囲んでいる関節包には運動を制限するような太さをもつ靭帯がありません。つまり、肩甲上腕関節では、安定…
  • 偏平足とは

    偏平足は、内側縦アーチの慢性的な低下あるいは異常な低さを示します。この状態は主として後脛骨筋腱やスプリング靭帯、足底腱膜の弱化や過度な伸張の組み合わせによる、中足部と近位前足部のなかでの関節の緩みの結果として起こ…
  • 到達運動と空間マップ

    通常、リーチ運動、つまり到達運動の計画は、空間における物体の位置を、手を物体と接触させる腕の運動へと変換させる神経過程として定義されます。これまで神経科学では、空間という全方位に対する連続的な広がりにおいて、その…
  • 温熱刺激の神経・筋に対する影響

    温熱刺激を行うと、体温調節系や呼吸循環系といった全身反応や、細胞や末梢血管などといった局所反応が起こります。神経・筋も例外ではありません。一般に、組織温度が1℃上昇するごとに、神経伝導速度が約2m/秒早く…
  • 膝の関節周辺防御機構

    膝の関節周辺防御機構とは、主に3つの靭帯組織系によって構成されます。内側側副靭帯(MCL)、外側側副靭帯(LCL)、そして後方関節包線維構成体です。MCLは115kg/c㎡の力に対抗できると言われ、この靭…
  • パウエルズの理論

    大腿骨頸部と大腿骨骨体内側のなす角度のことを頸体角といい、この頸体角が垂直に近づいている状態を言うのが外反股ですが、これによる影響は、股関節の荷重が増大するというものです。人間は二足で立位を保持しているとき、両方…
  • 前腕骨間膜の構造と機能

    前腕骨間膜は、文字通り前腕において橈骨と尺骨を結合しています。前腕骨間膜はいくつかの線維から構成されており、その中で最も明瞭な中央線維束は、橈骨から斜めに尺骨体を20°の角度で横切るように遠位内側方向へ走行してい…
  • 寛骨臼唇の損傷と変性

    体幹、骨盤、大腿骨間の必要不可欠な動作では、寛骨臼唇に対して圧迫、伸張、剪断力が働きます。そのため、寛骨臼唇は機械的刺激に基づいた病状に対して特に脆くなります。関節唇損傷のメカニズムは人それぞれであり、損…

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