カテゴリー:解剖生理学

  • 骨格筋の伸張性について

    骨格筋の長さ-張力曲線は生体外で骨格筋をさまざまな長さに伸張し、その際の静止張力を測定することで得られ、骨格筋の伸張性を表すパラメータとして用いられます。筋収縮が起きていない静止状態で骨格筋を伸張していくと、骨格…
  • 斜頸や斜頭と寝る姿勢の関係

    斜頸は、胸鎖乳突筋が慢性的に短縮した病態を指します。この状態は、通常、若年の子どもや乳幼児にみられ、先天的または後天的に起こり得ます。子どもや乳児は、ピンと張った筋の活動に影響され典型的な頭頸部の非対称姿…
  • 屈筋腱のトンネルと滑液鞘

    手根の溝の両端は、屈筋支帯により結ばれ、これがまず手の線維性トンネル、つまり手根管を形作っています。このトンネルのなかを、前腕から手に入るすべての屈筋腱が通過しています。手根管の断面では、長母指屈筋を含め…
  • 肘・前腕・手根・手部の神経

    筋皮神経、橈骨神経、正中神経、尺骨神経は、肘、前腕、手根および手の筋や靭帯、関節包、皮膚に運動と感覚の枝を送ります。筋皮神経は、C5-7脊髄神経髄節から形成され、上腕二頭筋、烏口腕筋、そして上腕筋を支配しています…
  • 寛骨臼とその周辺組織

    寛骨臼は大腿骨頭を包み込むように形成されている深い半球状のカップ型のソケットとなります。寛骨臼縁の約60〜70°は下極に近く不完全な形であり、寛骨臼切痕を形成します。寛骨臼横靭帯は寛骨臼切痕に張っています…
  • 上腕二頭筋の関節内での走行

    上腕骨頭は関節窩に対して非常に不安定なポジションで位置しています。その不安定さを補うために、関節窩にはさまざまな工夫がなされています。例えば、関節軟骨は関節窩の不規則さを円滑にし、関節唇は関節窩を深くしま…
  • 肩甲胸郭関節と静的安定性

    通常、腕を体側に垂らして立位をとったとき、上腕骨頭は関節窩に対して安定しています。この安定性は安静時に存在するものなので静的であると表現することができます。肩甲上腕関節のこの静的安定性を制御しているメカニ…
  • 肩甲上腕関節とその調整器

    上腕骨頭と関節窩との間の緩い適合の結果、肩甲上腕関節では広範囲な可動域が可能となります。そのためそれを取り囲んでいる関節包には運動を制限するような太さをもつ靭帯がありません。つまり、肩甲上腕関節では、安定…
  • 到達運動と空間マップ

    通常、リーチ運動、つまり到達運動の計画は、空間における物体の位置を、手を物体と接触させる腕の運動へと変換させる神経過程として定義されます。これまで神経科学では、空間という全方位に対する連続的な広がりにおいて、その…
  • 温熱刺激の神経・筋に対する影響

    温熱刺激を行うと、体温調節系や呼吸循環系といった全身反応や、細胞や末梢血管などといった局所反応が起こります。神経・筋も例外ではありません。一般に、組織温度が1℃上昇するごとに、神経伝導速度が約2m/秒早く…

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