カテゴリー:解剖生理学

  • 寛骨臼とその周辺組織

    寛骨臼は大腿骨頭を包み込むように形成されている深い半球状のカップ型のソケットとなります。寛骨臼縁の約60〜70°は下極に近く不完全な形であり、寛骨臼切痕を形成します。寛骨臼横靭帯は寛骨臼切痕に張っています…
  • 上腕二頭筋の関節内での走行

    上腕骨頭は関節窩に対して非常に不安定なポジションで位置しています。その不安定さを補うために、関節窩にはさまざまな工夫がなされています。例えば、関節軟骨は関節窩の不規則さを円滑にし、関節唇は関節窩を深くしま…
  • 肩甲胸郭関節と静的安定性

    通常、腕を体側に垂らして立位をとったとき、上腕骨頭は関節窩に対して安定しています。この安定性は安静時に存在するものなので静的であると表現することができます。肩甲上腕関節のこの静的安定性を制御しているメカニ…
  • 肩甲上腕関節とその調整器

    上腕骨頭と関節窩との間の緩い適合の結果、肩甲上腕関節では広範囲な可動域が可能となります。そのためそれを取り囲んでいる関節包には運動を制限するような太さをもつ靭帯がありません。つまり、肩甲上腕関節では、安定…
  • 到達運動と空間マップ

    通常、リーチ運動、つまり到達運動の計画は、空間における物体の位置を、手を物体と接触させる腕の運動へと変換させる神経過程として定義されます。これまで神経科学では、空間という全方位に対する連続的な広がりにおいて、その…
  • 温熱刺激の神経・筋に対する影響

    温熱刺激を行うと、体温調節系や呼吸循環系といった全身反応や、細胞や末梢血管などといった局所反応が起こります。神経・筋も例外ではありません。一般に、組織温度が1℃上昇するごとに、神経伝導速度が約2m/秒早く…
  • 前腕骨間膜の構造と機能

    前腕骨間膜は、文字通り前腕において橈骨と尺骨を結合しています。前腕骨間膜はいくつかの線維から構成されており、その中で最も明瞭な中央線維束は、橈骨から斜めに尺骨体を20°の角度で横切るように遠位内側方向へ走行してい…
  • 寛骨臼唇の損傷と変性

    体幹、骨盤、大腿骨間の必要不可欠な動作では、寛骨臼唇に対して圧迫、伸張、剪断力が働きます。そのため、寛骨臼唇は機械的刺激に基づいた病状に対して特に脆くなります。関節唇損傷のメカニズムは人それぞれであり、損…
  • 神経系モビライゼーションとは

    モビライゼーションとは関節包内アプローチの一種で、関節機能の異常などに離開や滑り運動を用いて治療する手技となります。関節モビライゼーションの他にも、主に筋膜に対してアプローチする軟部組織モビライゼーションや神経系…
  • 距骨下関節の適合と不適合

    距骨下関節には関節の適合肢位が1つだけ存在します。それは中間位で、このとき足部は距骨に対し真っすぐの位置となります。つまり内がえしや外がえしを伴なっていない肢位です。これは正常な足部が水平面で静止…

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