カテゴリー:解剖生理学

  • 腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つの線維束に分けられます。腋窩陥凹は前部線維束、後部線維束と結合し、下関節上腕靭帯を構成します。これら下関…
  • 手関節の内在・外在の靭帯

    手の関節の靭帯は、外在・内在の2つに大きく分類されます。外在靭帯は、手根骨と同様に橈骨、尺骨もしくはTFCCに付着します。内在靭帯は、手根骨間にのみの連結です。手関節のほとんどの靭帯は、掌側面、ま…
  • 骨盤の前方アーチと後方アーチ

    骨盤は寛骨臼を通る前額面により前方と後方のアーチに分けられます。仙骨の上3分節と、両仙腸関節から寛骨臼の上後方に至る腸骨は後方アーチを形成し、主に体重を上方から下肢への伝達する機能をもちます。前方アーチは…
  • 腰方形筋の特徴

    腰方形筋は解剖学上は腹部の筋に分類され、後腹壁に存在します。発生学的には内外の腹斜筋と同じ斜筋径であるとされ、横突間靭帯より腹側の筋として腹部では外側横突起間筋、大小腰筋とともに腹外側筋板から発生します。…
  • 侵害受容性疼痛とは

    痛みには痛覚受容器が刺激されて生じる痛みと、痛覚受容器が関与しない痛みがあります。痛覚受容器に有効に作用して痛みを生じる刺激については、一般に組織を傷害するか、あるいはその可能性をもった侵害刺激となります。…
  • 予測的姿勢制御とは

    日常の動作は、たとえば床からものを持ち上げたりドアを開けたりする場合、過去の経験によりものの重さやドアを抵抗などを考慮し、どのくらいの力を出せばよいか、あるいはどのような姿勢をとればよいかなどが予測されて行われています。…
  • 胸郭拡張の対抗要素

    吸気筋によって行われる仕事は、肺組織と胸郭を構成する結合組織の自然な弾性力に打ち勝たなければなりません。さらに、奥範囲な起動を通過する吸息抵抗にも打ち勝つために余分な働きをしなければなりません。肺胞に到達…
  • 手根部の靭帯の二重V字システム

    手根運動の関節包内運動は、最終的には筋によって引き起こされますが、人体の受動的緊張によって方向づけられ、制限されます。手根部は、中間位では4つの靭帯が2つの逆向きV字のようにみえ、しばしば靭帯の二重V字システムと…
  • 僧帽筋上部線維の緊張の役割と筋力低下

    正常な僧帽筋上部線維の安静時の緊張は、鎖骨に付着するため肩複合体の上方への支持に関与します。肩甲骨に直接停止していないものの、直立位において肩甲帯を支持する役割を僧帽筋上部線維が果たしているということは多くの調査…
  • 骨格筋の伸張性について

    骨格筋の長さ-張力曲線は生体外で骨格筋をさまざまな長さに伸張し、その際の静止張力を測定することで得られ、骨格筋の伸張性を表すパラメータとして用いられます。筋収縮が起きていない静止状態で骨格筋を伸張していくと、骨格…

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