香りがもつ力は侮れないもので、時にリラックス効果を、時に興奮作用を、時に記憶を呼び覚ましたりとさまざまです。

精油のように芳香物質を抽出したものはもちろんのこと、身近なものや自然に溢れているものからもその恩恵を受けることができます。

たとえば、緑茶に含まれる青葉アルコールという香り成分には身体を落ちつかせる働きがあります。

緑茶を飲むと何故か落ち着く感じがするのもそのためです。

森林も香り成分が働いています。

森林の木々や植物が作り出しているフィトンチッドという香り成分がリラックス効果をもたらすのです。

そう考えると、茶室はものすごいリラックススポットだといえます。

畳に使われるい草の主要な成分の内のフィトンチッド・α-シペロン・バニリンは優れたリラックス効果、鎮静作用を持っています。

また、抹茶に含まれるテアニンも高いリラックス効果を生み出します。

これが、覚醒作用のある部屋で覚醒作用をもたらす飲み物だったら、違った茶道ができていたかもしれません。

侘びさびの文化が築き上げられたのもこの「緑」の力があったからかもしれませんね。

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