薬の使い方は、大きく原因療法と対症療法に分けることができます。

原因療法の薬は、体調を悪化させる原因を取り除く目的で用います。

この薬は根本から治す薬ともいえます。

原因療法として主に使われている薬の例としては、菌の繁殖を抑える抗生物質が挙げられます。

ほとんどの薬が原因療法の薬だと一般的には考えられているようですが、実はこの薬はとても少ないのが現実です。

現在使われている多く薬は、対症療法のための薬です。

対症療法とは、症状を抑えるために用います。

問題となっている症状を抑えますが、根本的な原因を取り除くわけではないので、

症状の原因が改善される前に薬の効力が切れると症状がぶり返してしまいます。

対症療法の薬は、つらい症状を抑えて体力を維持し、身体が症状の原因を改善するための手助けをします。

対症療法の薬には、鎮痛剤や風邪薬があります。

鎮痛剤を服用すると痛みが、風邪薬では風邪の症状が和らぎますが、これは症状が抑えられているだけであって、完治したわけではないのです。

怪我による痛みは、治癒の過程が進まないとなくなりませんし、風邪によるさまざまな症状も風邪が治らないと薬が切れた時点でぶり返します。

薬を飲んで症状がおさまっているように感じても、そこで無理してもしばらくは悪化してしまう恐れがあるので、完治するまでは、無理は禁物です。

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