誰でも良くない姿勢をとるように頼むと、たいてい背中を丸め、肩が内側へ入った、うつむいた姿勢をとります。

多くの人たちにとって姿勢という用語は、自分自身の身体を保つ方法であり、全身の肢位のことを指しています。

良い姿勢は特定の身体部位のアライメントを良い状態に維持する必要があります。

不良姿勢は多くの場合、筋骨格系の痛み、関節可動域制限などの原因になります。

例えば、ボディーワーカーなどが姿勢という言葉が使用する際は、解剖学的な身体部分の配列がどのようにうまく配列されているか、されていないかなど身体のさまざまな部分の関係をより詳細に伝えることができます。

姿勢は身体の外傷が新しいか古いか、病状が軽度か重度かなど、外傷の状態を知る手がかりとなるだけではなく、自信があるかどうか、どのくらい活力があるか、意欲的であるかどうか、不安や緊張、リラックスしているかどうかも知る手掛かりとなる。

興味深いことに、私たちはたいてい感情と同じような姿勢をとります。

どのような因子が姿勢に影響を及ぼすか?

姿勢に影響を及ぼす因子で、修正が可能なものを識別し、どの因子がクライアントにとって良い影響を及ぼすか考慮する必要があります。

姿勢に影響を及ぼす因子

【構造的または解剖学的】
・脊椎の全部または一部の側弯
・上肢または下肢の長骨の長さの違い
・余分な肋骨
・余分な椎骨
・組織におけるエラスチンの増加(靭帯の剛性の低下)
【年齢】
・年齢によって子どもの姿勢が異なるように、大人になるにつれて姿勢が著しく変化します。
【生理学的】
・気分が落ち込んだり、疲れた時と比較して、機敏で精力的に活動した時の姿勢は、一時的に少し変化します。
・痛みや不快感は、それを最小限にするような姿勢をとるので、影響を及ぼす因子となる可能性があります。
【病理学的】
・特に骨と関節が関与している疾患は、姿勢に影響を及ぼします。
・痛みはその不快感を最小限にしようとする時、姿勢を変化させることにつながります。
・骨折の治癒における骨のアライメントの不良は、時に骨の輪郭の変化として観察されるかもしれません。
・特定の症状では、筋緊張の増加または減少につながるかもしれません。
・骨粗鬆症によって高齢者は身長が縮む傾向があり、それは前かがみの姿勢に発展します。閉塞性女性は骨粗鬆症を生じる危険性があります。
【職業】
・肉体労働者なのか? 会社員なのか?
よく働く仕事なのか? デスクワークなのか?について考慮する必要があります。
【レクリエーション】
・定期的にラケットを使ってスポーツをする人とバイク競技などスポーツの違いによって姿勢を考慮する必要があります。
・寒いと感じる時と暖かいと感じる時はそれぞれ異なった姿勢をとります。
【社会的及び文化的】
・あぐらをかいたり、しゃがむ動作が多い社会とは異なった姿勢をとります。
【感情】
・通常、特定の気分の時にとる姿勢は一時的であるが、その感情が習慣化すると一時的ではなくなります。
・悲観している人や怒っている人の筋の緊張を考慮する必要があります。
・疼痛を恐れて防御的な姿勢をとっているかもしれません。

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