副腎皮質ホルモンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの総称です。

副腎皮質からは、性ホルモンとその前駆物質である塩類調節ホルモンや、グルココルチコイドなどたくさんのステロイドホルモンが分泌されます。

コルチゾールやコルチゾンなどのグルココルチコイドは、エネルギー代謝を活性化する一方、タンパク質もエネルギー基質として分解してしまうカタボリックホルモンでもあります。

これらの分泌は、下垂体から分泌される副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)によって刺激されます。

ACTHの分泌は上位にある視床下部の支配を受けており、基本的に交感神経や成長ホルモンの分泌活性化と同様の仕組みで活性化されます。

グルココルチコイドやACTHもストレスホルモンになります。

したがって、成長ホルモンなどのアナボリックホルモンの分泌を活性化するようなトレーニングや運動は同時に、グルココルチコイドの分泌も高めてしまう可能性を併せ持つといえます。

アナボリックホルモンの分泌量に対するグルココルチコイドの分泌量の割合が長期的に高まった状態は、オーバートレーニングの一症状となります。

トレーニングプログラムを立てる場合、アナボリックホルモンの分泌を十分に活性化させるトレーニングをしながらも、グルココルチコイドの過度な分泌を避けるよう、ピリオダイズされた長期的プログラムを立てることが重要となります。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2014-10-3

    「NO pain no gain」痛みの考え方

    『痛みなくして、得るものなし』【NO pain no gain】古くからよく聞く言葉で、よく…
  2. 2015-1-30

    トリガーポイントという概念

    日常生活を送っていると、特に何かをしたわけじゃないのに体が痛い、調子がよくない、というようなことがよ…
  3. 2017-2-15

    最大筋力を高めるために

    パフォーマンスをあげるために大きく影響する最大筋力ですが、この最大筋力は「筋の断面積」「運動単位の動…
  4. 2015-6-28

    運動実施時間によるパフォーマンスの違いについての考察

    被験者に1時間ごとにエアロバイクの全力疾走させ、時間帯によるパフォーマンスの違いをテストしたところ、…
  5. 2014-10-10

    ランボペルビック・リズムとは?

    腰椎や骨盤付近の構造を考える際に「ランボペルビック・リズム」という捉え方をすることがあります。…
ページ上部へ戻る