肩、上背部、上腕部に痛みを引き起こす筋は、斜角筋、肩甲骨を支える筋、回旋筋腱板、上腕筋、脊柱筋の5つに分けられます。

中でも斜角筋は首の筋肉だが、この筋のトリガーポイントは、肩、上背部、上腕部の極度の痛みの原因となり、前腕と手の痛みやその他の症状を引き起こす主因となっています。これらの痛みを解決するにあたっては、最初にチェックすべき重要な筋です。

斜角筋は、不等辺三角形のように全て長さが違っていて、それぞれの筋は分岐していくつかの椎骨に付着し、その結果、筋線維は様々な長さになります。

トリガーポイントは、通常、筋線維の途中に形成されるので、斜角筋には様々な部位に多くのトリガーポイントが存在することになります。

斜角筋のトリガーポイントは、胸部、上背部、肩、腕、手、と驚くほど広い範囲に痛みや痺れを生じすることもあります。

しかし、影響を与える部位がある程度決まっています。

例えば、中斜角筋、後斜角筋の下部のトリガーポイントは、往々にして胸の痛みの原因となり、中斜角筋、前斜角筋の上部のトリガーポイントは、上腕と肩の痛みの原因となることが多いです。

そもそも斜角筋は胸鎖乳突筋の奥に隠れているため、痛みの原因であるとは気づかれにくいです部位でもります。

肩や首の不具合は斜角筋のトリガーポイントの典型的な兆候ですが、神経性痙攣として片付けられることが多いです。

さらに、斜角筋から胸部へと送られた関連痛は、狭心症と間違えられ、肩に送られた痛みには、滑液包炎や腱炎といった診断名をつけられることがあります。

トリガーポイントにより斜角筋が短縮すると、いわゆる絞扼性神経障害といわれる、腕や手の痛み、腫れ、痺れ、チクチクした痛み、灼熱感を引き起こします。

また、腕を切断した際の「幻肢痛」は、実際には斜角筋のトリガーポイントに起因している可能性もあります。

しかし、こういった原因がなかなか突き止められない症状も頸部の斜角筋から派生したものだとわかれば、シンプルで早急な解決策を得ることができます。

 

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