最近、多くの人は自分を太りすぎていると感じており、巷には痩身法に関する情報があふれています。

中には医学的根拠がなく、むしろ体にとって害になると思われる痩身法もあります。

野生動物は必要なだけの摂食をしますが、人間の摂食行動は、嗜好や自己の価値観、心理的・社会的要因が関係し、ときには必要以上の摂食をすることで肥満になったり、またときには健康の維持に必要な摂食をしなくなる、いわゆる拒食に陥ることが知られています。

このような傾向が極端な場合、摂食行動異常といいます。

摂食行動異常の原因の1つに摂食行動パターンの異常があります。

肥満者は一般に食物摂取量が多く、摂食回数も多い傾向にあります。

1回の食事だけを大食したり、夜食の習慣があったりと、絶対的過食の傾向にあります。

また様々な心理的ストレス条件下におかれると、代理行動として過食を求めることがあります。

人は嫌なことやストレスがあると食べて忘れようとすることがありますが、食べることによりエンドルフィンなどの神経伝達物質が分泌され、そういった不安感が和らげられるからになります。

この場合、空腹であるから食べるのではなく、嫌なことやストレスから逃れるための摂食であるため、満腹感は生じません。

この状態を代理摂食と言いますが、この代理摂食を改善するには摂食行動そのものよりも代理摂食を作りだした環境を改善するほかなりません。

食べ過ぎは肥満のもとと言いますが、食べ過ぎを起こしている環境を改善するのがまず先決ではないでしょうか。

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