代謝異常によるトリガーポイント形成

ホルモンの平衡異常による筋の代謝の阻害などは、トリガーポイントの除去を難しくします。

例えば、甲状腺の異常、低血糖、貧血、血中の尿酸値の高さ(尿酸血症)などは注意すべき症状です。

ニコチン、カフェイン、アルコールは代謝を不規則にし、トリガーポイントを非活性化するのを防ぎます。

甲状腺からの分泌物が減ると筋の興奮性が増し、トリガーポイントができやすくなります。

甲状腺機能不全症の場合、トリガーポイント治療による症状緩和も一時的なものになりがちです。

甲状腺機能低下の典型的な症状としては、筋の痙攣、筋力低下、硬化、痛みがあります。

また、慢性疲労、寒冷不耐性、乾燥肌、月経異常などの症状も発現したり、体重が減少します。

甲状腺ホルモンの不足は、線維筋痛症にも大きく影響します。甲状腺から分泌するリチウムの量が減ると、それを補うためのエストロゲンが増加します。

間接的にではあるけれど、リチウムはトリガーポイントを悪化させ、エストロゲンは改善します。

さらに、低血糖症に伴う頻発性の発作は、トリガーポイントを悪化させ、トリガーポイント治療の効果を減らす傾向にあります。

低血糖症になると、動悸、発汗、震え、不安感などが発症します。さらにひどい発作の場合、視覚障害、情緒不安、思考障害、発話障害、失神することもあります。

精神的苦痛は、低血糖症を引き起こしやすくなります。カフェインとニコチンはアドレナリンの分泌を増やし症状を悪化させます。アルコールも避けるべきです。

尿酸血症もトリガーポイントを悪化させる要因です。ひどくなると痛風(関節部に尿酸結晶が沈着する症状)を発症します。

お肉の過剰摂取や水分不足は尿酸血症を悪化させやすいです。

このような代謝異常のもとでもトリガーポイントは形成されてしまうのです。

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