脳の外形についてまとめてみる。

脳の外形は、動物の種類によって大きく異なりますが、基本的な構造は同じになっています。

機能的には、大脳皮質、大脳基底核、視床、視床下部、中脳、小脳、橋、延髄に分類します。

また、中脳、橋、延髄を合わせて脳幹と呼ぶことが多くあります。

脳幹は、生命維持に重要な中枢部位で、生きていく上で不可欠な機能を司っています。

人間の脳は成人で約1400gあり、他の動物に比べて大脳半球がよく発達し、脳表面の多数のしわによって、大脳皮質の表面積は約2500cm2と新聞紙を広げた程度の大きさがあります。

人間の特異的な大脳の発達は、二本足で立ち、手を使い、言葉をしゃべるという進化の過程で得たものと考えられます。

一方、ネズミの大脳皮質にはしわがありませんが、行動の特性に合わせて嗅覚に関連した部位の発達が目立つなど、動物の種によって、脳の発達している部分には大きな違いがあります。

しかし、呼吸や循環など生命の維持に直接働いている脳部位である、脳幹の形や大きさの違いは、動物種の間ではほとんどありません。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  2. 2016-6-20

    大腿骨はどのようにして脛骨上を動くのか

    屈曲・伸展時において大腿骨は、脛骨上を転がり、そして滑ることで、その動きを可能にしています。…
  3. 2016-4-11

    骨格筋からメッセージを読み取る

    関節運動を行う際に骨格筋からどのようなメッセージが発せられているかを捉えることが治療を進めるうえで非…
  4. 2016-4-9

    振動刺激と筋弛緩

    痛みや炎症に由来する筋収縮が、関節可動域の制限因子として関与していると考えられる症例に対しては、筋収…
  5. 2016-3-28

    前頭前野の障害とPhineas Gageの症例

    われわれが日常生活で行うことの多くは、目的を記憶し、企図したように行動する能力に依存しています。…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2017-3-20

    女性の骨と運動

    女性ホルモンの代表であるエストロゲンは、骨代謝に関わるとされており、骨芽細胞の働きを促進して、破骨細…
  2. 2015-5-31

    α-γ連関とγループとは

    運動神経は、神経線維の太いα運動ニューロンと、神経線維の細いγ運動ニューロンからなります、脊…
  3. 2015-10-30

    ミオシンの運動メカニズム

    筋収縮のメカニズムは、1954年に提唱された滑走説が有力とされています。滑走説を簡単に説明す…
  4. 2014-12-14

    評価とエクササイズは同時進行で行う。

    今回は、評価とエクササイズは同時進行で行うということで、エクササイズの指導をしながら同時に評価してい…
  5. 2015-5-29

    インスリン分泌促進因子インクレチンと肥満の関係

    インクレチンとは消化管ホルモンであるGIPとGLP-1の総称です。これらは食事摂取に伴い効率…
ページ上部へ戻る