セントラル・トリガーポイント

筋膜痛を解決するには、まず、筋の中央に生じるセントラル・トリガーポイントを見つけることが大切です。

トリガーポイントは、常に筋線維の中央部から発生します。ここには運動神経が入っており、筋を収縮させるように信号を送ります。

また、筋線維の中央部は、サルコメアが問題を引き起こし、硬くなってトリガーポイントを形成する場所でもあります。

その膨らみ(肥大して硬くなった部分)を見つけることで、痛みを引き起こすトリガーポイントにたどり着くことができます。

筋線維が端から端まで伸びていない場合、問題はより複雑になります。筋線維の並び方は筋の役割によって様々です。

スピードを出すための筋では、線維は平行に端から端までまっすぐ走っていて、トリガーポイントはその線維上に簡単に見つかります。

一方、力を出すための筋では、線維は対角線上に走っていて、線維が中央に向かって斜めに集まっている場合もあれば、鳥の羽のように斜め一方向に走っている場合もあります。トリガーポイントは、それぞれの線維の中央に見つかります。つまり筋中のあらゆる部位に存在している可能性があります。

さらに、二頭筋、三頭筋、四頭筋というように、筋がいくつかの塊(頭)に分かれている筋のトリガーポイントは一つの塊にしかない可能性もあれば、全てに存在する可能性もあります。

腹直筋のように結合組織の腱画によって分割されている長い筋の場合、いくつかの部位にトリガーポイントが存在します。

他にもある大きな力を出すための長い筋にも同様に、複数のトリガーポイントが存在する可能性を知らないと、重大なトリガーポイントを見落としてしまいます。

見落とさない為にも、トリガーポイントがどこに発生すのかを理解すべきですね。

 

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