さてトリガーポイントの概念については先日お話しましたが、そもそもトリガーポイントの明確な定義はというと?

「押すと鋭い痛みを感じる過敏になった限局性のスポットで、筋組織の触診可能な索状硬結上の結節の中に存在する」

これがトリガーポイントの明確な定義といわれています。

定義の最初の部分は、単に、トリガーポイントを押すと地獄のような痛みがおこることを意味しています。

トリガーポイントが活性化されると顔が引きつり、思わず身体を引いてしまう、いわゆる「跳び上がるほどの過剰な痛み」が生じます。

定義にある「結節」は、トリガーポイントそのものです。

ゆび先で触ると、こわばり、あるいは小さなしこりが感じられます。

大きさはピンの頭から豆粒くらいまで様々です。

大腿部の大きな筋の場合には、親指ほどの大きさに感じられることもあります。

時には、生ゆでのマカロニやスパゲッティの破片のような触感ともいわれています。

さらに、「触診可能な索状硬結」とは、コードやケーブルのような半硬直状態の筋のことで、よく腱と間違いやすいことで知られています。

硬結とは硬く張っている状態を、触診可能は指で触れれば感じられるということをそれぞれ意味します。

ある筋の索状硬結を伸張すると局所的な単収縮、つまり短い自発的な収縮が起こります。

索状硬結があると筋を伸張する能力が落ち、可動域が制限されがちです。

索状硬結は、トリガーポイントがない場合でも、痛みがないまま筋内に存在することがあります。

ただ、誰もがこのトリガーポイントを感じれるわけではない。正しい知識、触り方、指先の感覚を磨いてトリガーポイントを消失させることが大切です。

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