食べてエネルギーを消費する。

人は生きるうえでエネルギーを摂取したり消費したりします。

消費エネルギーを増やすために運動をする人もいれば、摂取エネルギーを減らすために食事の量を減らす人もいます。

肥満やダイエットはこのエネルギー収支に左右されるわけですが、食べれば太る、食べなければ痩せる、と言いきれるものでもありません。

もちろん食べ過ぎれば太るのは大方間違いないですし、食べなければ痩せるのも間違いありません。

ここでひとつ知っておきたいのが食事がもたらすエネルギーは全て正の方向に向かうわけではないということです。

食事を摂ることで消費されるエネルギーもあるのです。

そういったエネルギー消費を食事誘発性熱産生といいます。

人のエネルギー消費は、基礎代謝・生活活動代謝・食事誘発性熱産生からなります。

それぞれ6:3:1の割合でエネルギー消費の総量を占めます。

ダイエットをしている方は摂取エネルギーを気にして食事の量を減らすことが多いですが、食事を摂ることで消費されるエネルギーもあるわけですからそこを上手く利用すれば食事をしっかり摂りながらダイエットをすることも可能になるのです。

食事誘発性熱産生量を上げるためには、咀嚼であったり、タンパク質に富んだ食事であったり、朝食をしっかり食べるといったことが必要になります。

摂取エネルギーを減らすのではなく、如何に消費エネルギーを増やすかを考えてみてはいかがでしょうか。

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