神経ヒスタミンを活性化させる。

咀嚼によって脳内に放出されるヒスタミンは、睡眠ー覚醒サイクル調節機能に関与します。

睡眠と覚醒を適切なリズムによって働かせるために調節する神経伝達物質になります。

神経ヒスタミンは時計遺伝子へ関与するため、神経ヒスタミンの低下と食行動の概日リズムの破綻は関連が見られ、神経ヒスタミンは食行動の概日リズムの調節に強く関与します。

他にも、摂食抑制作用や脂肪組織分解作用、褐色脂肪細胞のUCP1発現亢進を介してエネルギー消費作用を有しています。

末梢投与したヒスタミンは、血液脳関門を通過できず、抗肥満作用を発揮できません。

ヒスタミンの活性には、咀嚼運動が有効ですが、これは咀嚼によって生じる口腔内固有感覚が神経ヒスタミンの駆動信号として機能しているからになります。

したがって、咀嚼により満腹中枢を刺激するだけではなく、体内時計の調節、脂肪分解、熱産生、エネルギー消費を促すことが出来ると考えることが出来ます。

ご飯を食べるときはよく噛みましょうというのはこれらのことがあるからです。

早食いなんてもってのほかですね。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2017-5-16

    加齢に伴う身体能力の変化

    加齢に伴い運動機能は減退します。特に筋力と有酸素能力の低下はスポーツや運動活動への参加を困難…
  4. 2017-1-18

    筋力トレーニングの負荷設定について

    筋力トレーニングを行うに当たっては、目的を明確にし、その目的に応じたトレーニング条件を設定することが…
  5. 2016-12-1

    骨の連結

    骨の連結には骨と骨が線維性の結合組織によって結合される線維性の連結と、骨と骨が軟骨線維によって結合さ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-12-31

    脊柱安定化機構における靭帯の存在

    脊柱は身体を支持する上で非常に重要ですが、各椎体を支持するために様々な靭帯が存在しています。…
  2. 2017-3-19

    ストレッチングによる柔軟性向上の短期および長期効果

    ストレッチングの効果に関して、システマティックレビューがいくつも行われており、短期的あるいは長期的な…
  3. 2016-3-28

    前頭前野の障害とPhineas Gageの症例

    われわれが日常生活で行うことの多くは、目的を記憶し、企図したように行動する能力に依存しています。…
  4. 2014-10-3

    「NO pain no gain」痛みの考え方

    『痛みなくして、得るものなし』【NO pain no gain】古くからよく聞く言葉で、よく…
  5. 2016-4-4

    手の開き(指の伸展)と筋の協調

    手の開きは、つかみの準備のために行われます。MPとIP関節を通る指の完全伸展に対する最大の抵…
ページ上部へ戻る