東洋医学と西洋医学では、人体の内臓器官の表現が異なります。
東洋医学の臓器名称は、単純に臓器を示すだけでなく、臓器の働きによって生じる様々な現象も総合した概念的なものになります。
『五臓六腑』という言葉を聞いたことのある方は多いと思います。
では、東洋医学でいう五臓とは?
肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん)となります。臓には、それぞれ役割(生理作用)があり、この臓に変調が起きると症状が現れます。
それに対して六腑とは?
胆(たん)・小腸(しょうちょう)・胃(い)・大腸(だいちょう)・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)になります。腑は臓と対になっていて、臓に変調が起こると腑も変調すると言われています。
五臓六腑の詳しい生理作用などについては今度お話するとして、この中で『腰』と関係してくるのが『腎』となります。
鍼灸治療では、症状からどの臓腑に変調があるかを確認してツボ(経穴)を決めていきます。
ここで、いくつか質問をしたいと思いますので、当てはまる方はチェックしてみて下さい。
1.足腰がだるくなりやすい
2.階段を昇るのがきつく感じる
3.足がむくみやすい
4.足の裏が痛くなりやすい
5.尿の量や回数が多い。あるいは少ない
6.尿の切れが悪くなった気がする
7.記憶力が以前より落ちた
8.耳が遠くなったと思う
これらの症状がある方、もしかしたら『腎』の変調によっての腰痛かもしれませんよ!

それでは、腰痛に効くツボ(経穴)をご紹介します。
まず、急性の腰痛(ぎっくり腰)に対しては、腰腿点(腰痛点)と委中(いちゅう)というツボです。
腰腿点→手の甲、人差し指と中指の骨の間と薬指と小指の間
*左右4点あるので、1番圧痛のある場所を押します
委中→膝の裏(膝裏のシワ)の中点
慢性的に腰痛がある方は、腎愈(じんゆ)と志室(ししつ)というつぼです。
腎愈→腰椎2・3間、後正中線から指2本。腰に手を当てたときの親指が当たるとこ
志室→腰椎2・3間、後正中線から指4本。腎愈の外側で、背中の筋肉(脊柱起立筋)の1番盛り上がっているところ。
*腎愈・志室を上手く押せない場合は、仰向けに寝てゴルフボールやテニスボールで刺激してみて下さい

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