相撲における『股割り』『腰割り』の重要性

相撲での柔軟性というと、180度脚を広げて胸を地面につける「股割り」が真っ先に思い浮かぶ、それは、相撲において特に股関節周辺を柔らかくすることが大切であるためです。
腰割りや股割りによって柔軟性のある股関節をつくることの効果は、大きく分けて3つあります。
まず一つ目はケガの防止であり、二つ目は下半身の安定を生むこと、その安定感によって攻撃力の力強さが増すことであります。
下半身の安定感が生まれるのは、一つには、股関節の可動域が広がることで、筋肉や関節に「遊び」ができるからで、それによって、相手の動きに瞬時に対応できるようになるります。
三つめは「腰割り」、「股割り」を骨盤を立てて行うことで、下腹(丹田)に力が溜まる身体になるからです。

そもそも相撲というのは、バランスの崩し合いだと思います。重心が上にあると崩れやすく、下腹(丹田)に力が溜まると自然と上半身の余計な力が抜け、安定感のある身体となります。
また、骨盤を立てて「腰割り」を行った姿勢から前に手をつくと、立ち合いの構えになります。下腹(丹田)に力が溜まった状態なので、この状態から踏み出すと、相手とのぶつかり合いで大きな力を生み出すことができます。
立ち合い以外の攻防においても、股関節周辺に柔軟性があると、安定感があり、大きな力を出しやすいとされています。
以上のような観点から大相撲の世界へ入門してきたばかりの力士には、まずは「腰割り」、「股割り」で柔軟性のある股関節をつくらせるそうです。

「股割り」のちょっとしたポイントとしては、「股割り」も「腰割り」と同じように骨盤を立てた姿勢から状態を倒していきます。

この時、精一杯前に腕を出そうとして余計な力が入りやすくなりがちですが、息を大きく吐きながら、つま先を倒すと余計な力みが取れて、柔軟性が増します。

こうしたポイントをふまえて、毎日「腰割り」、「股割り」を行い、徐々に柔軟性を養っていくのが『柔軟性獲得法』であり、安定感のある下半身をつくることこそが相撲の土台であり強さでもあると思います。

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