スポーツスキルの獲得には神経系の発達する幼少期が特に大事です。

スポーツパフォーマンスの能力は筋力や持久力などのフィジカルな能力と、運動の機能によるスキルの2つに大別されます。

「身体の各機能に対して向上が著しい時期にそのトレーニングをより集中的に行う」ことは適切な方法の一つといえます。

身体の各機能には、それぞれ著しく発達する時期があります。

神経系の著しく発達する幼少期はスキルトレーニングを重点的に行うべき時期ということになります。

なお、フィジカルな能力の強化に重点を置くのは第二次性徴以降からが望ましいですね。

脳、脊髄等の大きさの発達を示す神経型は、幼少期(~6歳くらい)までに成人の約90%の発育を遂げるとされています。

この時期は「運動の基本的スキル」の獲得が大きく進む時期と考えられます。

例えば多くの球技で行われる基本的な動きである投球動作のスキルの年代ごとの獲得の様子を見ると、2歳の段階では「腕だけで投げていた」のが「体幹も使う」ようになり、6~7歳くらいまでには成人と同様に「踏み込みも使って全身で投げられる」ようにスキルが成熟していきます。

この時期に習得される運動スキルの能力は日常動作も含めた運動全般の基本になるということで「基本的運動」と呼ばれます。

これらの運動は少年期以降、また成人におけるスポーツスキルの基盤となると考えられています。多様な運動形態を経験してスキルの基盤を作るために、「できるだけ多様な運動を実施して多くの運動形態を習得する」ことが重要とされています。

この時期には、いろいろなスポーツや木登り、跳び箱のような器械体操など多くの”遊び”を行い「未習得な運動形態を残さない」ようにすることが大事とされます。

専門化したスキル教育に専念するのも悪いことではないとは思います。

しかし、将来どのようなスポーツを行う場合においても、運動全般の基本となる「基本的運動」の技能をオールラウンドに身につけておくことを優先したほうが良いと思います。

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