お酢を飲むと体が柔らかくなる・・?

世の中には、合理的な根拠は欠いているものの、多くの人に信じられている迷信がたくさんあります。

中には科学的に検証してみると実は正しいものもありますが、そうではない疑似科学といったようなものがほとんどのようです。

今日はその中で「お酢を飲むと体が柔らかくなる」について考察したいと思います。

誰もが一度は聞いたことのあるこの「お酢を飲めば体が柔らかくなる」説ですが、科学的根拠はまったく無いそうです。

料理で使うと肉や魚を柔らかくすることからこのような迷信が生まれたのだと思われますが、魚のように骨まで柔らかくなってしまっては逆に不便ではないかと思います。

ここでよく聞くのが、酢には筋中の乳酸を除去してくれる効果があるというものです。

乳酸は以前は不要なものと思われていましたが、それ自体はエネルギーの元にもなります。

酢に含まれるクエン酸がエネルギーの生産工場でもあるクエン酸回路を活発にさせ、乳酸の再利用をより促します。

乳酸はエネルギー源とはいいますが、筋組織内の酸の増加が過度な筋緊張を生んだり、筋収縮の妨げになるという可能性は依然残っています。

筋中に蓄積した乳酸の再利用が促されれば一時的な筋の張りを取ることが出来ると考えられるため、そういった意味では、「体が柔らかくなる」といえるかもしれません。

しかし、これはあくまでマイナスがゼロに戻るというだけです。

また、酢には抗肥満作用があるので、「脂肪が邪魔で前屈が出来ない」といったようなことを予防できるかもしれません。

かなり強引に結びつけていますし、これも柔軟性についてプラスに働いているわけではありません。

こうして考えると、柔軟性を出すのに運動とストレッチに適うものはなさそうですね。

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