瞬発力の速筋と持久力の遅筋について

筋肉は膨大な数の筋繊維が束になってできていて、筋線維の収縮によって身体を動かしています。
この筋線維は得意とする動きによってタイプがあります。
瞬間的に大きな力を発揮できる筋線維と、力は小さいですが持久力に優れた筋線維に分けられます。
速筋はいざという時、素早く筋肉を収縮して力を発揮するタイプで全速力で走ったり、転びそうになった時に手足を踏ん張ったりする場合に活躍します。
糖をエネルギー源にしているので強い力を発揮することができる反面、酸素をあまり使わないので疲れやすく、長時間力を発揮することができません。
スポーツで例えれば、短距離走などのスプリンタータイプが主に使う筋肉と言えます。
一方遅筋は、歩いたり姿勢を整えたりといった、普段継続的に使われる筋線維で、酸素を取り込んでエネルギーに変換するミオグロビンというタンパク質を含みます。
筋収縮を続けながら素早く酸素を取り込むので、疲労がたまりにくく長時間運動を続けることができます。
マラソンなどの有酸素運動は遅筋を最大限に活かしていて、遅筋は長距離タイプと言えます。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2017-1-18

    筋力トレーニングの負荷設定について

    筋力トレーニングを行うに当たっては、目的を明確にし、その目的に応じたトレーニング条件を設定することが…
  4. 2016-12-1

    骨の連結

    骨の連結には骨と骨が線維性の結合組織によって結合される線維性の連結と、骨と骨が軟骨線維によって結合さ…
  5. 2016-9-6

    トレーニング効果の種類

    トレーニング刺激に対して身体を適応させていく過程がトレーニングであり、適応によって得られた変化がトレ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-6-24

    膝関節の機能解剖

    膝関節は大きな可動性を有した関節形状をしていて、特に矢状面上での可動域が大きい関節になります。矢…
  2. 2015-4-15

    間脳の解剖 前編

    間脳は大脳半球と中脳との間にある脳部です。背面は大脳半球に覆われているので、外からは見えませ…
  3. 2017-1-9

    筋肥大におけるホルモンの役割

    成長因子の働き成長因子は、器官内の細胞から分泌され主に局所的に働いて細胞の成長を調節…
  4. 2015-10-10

    相反性抑制と反回抑制

    関節には、反対方向へ引き合う複数の筋群が対となって付着します。例えば、肘関節を伸ばす上腕三頭…
  5. 2015-7-23

    プライオメトリクスエクササイズでみられる筋肉の力生産

    プライオメトリクスエクササイズにおいて力の増加の理論は大きく分けて3つある。第1の理論として…
ページ上部へ戻る