トレーニングマネジメント

競技志向・健康志向どちらにおいてもトレーニングの目的は、身体能力の向上にあります。
競技志向ではより高いパフォーマンスを目指し、健康志向では生活の質向上を目指して行われます。
身体能力は体力と運動技能に大別されます。
体力は、筋力トレーニングといった運動刺激や、高所トレーニングのような環境刺激に対する身体の適応反応を利用して高めることができます。
一方、運動技能は脳・神経系・筋骨格系など身体に備わる各システムの統合と制御の最適化を、技術・フォーム練習などの運動学習で図り高めていきます。
したがって、トレーニングを効果的に進めるには、身体の仕組みと、目的に適したトレーニング実践についての理解、さらに心身に故障が起こらないように、スポーツ障害や食事・休養についての知識を持つことが重要になります。
さて、トレーニングの基礎理論を実践に活かすためには少し工夫が必要です。
各理論は、化学的研究により普遍化されたもの、あるいは多くの人々によって反復され、効率的で効果的であることが時間をかけて証明されてきた知恵・コツ・ノウハウといった、ベストプラクティスです。
現存するベストプラクティスの中から選択してトレーニングを行うこと、つまり基礎理論に基づきトレーニングを組み立てていくことで、大きく的をはずずことがなく、効率よくトレーニングを進めることができます。
ただしどうしてもその適応具合には個人差があります。
そして、そのギャップを把握しプランを修正していくことがトレーニング効果を高める鍵になります。

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