フィードバックとフィードフォワード

スポーツにはケガはつきものです。

なぜケガをしてしまったのか原因を考え改善していく必要があります。

スポーツ外傷の予防や再発防止を目的としたエクササイズを作成する場合、スポーツ動作中に生じる不意な外力への反応を改善するためには予測制御(フィードフォワード制御)が重要で、反応制御(フィードバック制御)で対処するには遅すぎるといわれています。

フィードバックとは知覚された諸情報を統合し、進行している運動を修正して正しい運動に導く制御様式で、フィードフォワードは考えられる事象を予測し、フィードバック情報を待たずに運動を制御します。

不意な外乱が起きたとき筋肉の反応速度では関節を守ることは困難になります。

例えば、膝関節に不意な外反ストレスが生じた際筋収縮の開始は膝内側側副靭帯が断裂したあとに起こるのです。

非予測的外乱刺激に対応するためには、たとえば足関節内反捻挫に対するひ骨筋エクササイズのような短関節運動だけが必要なわけではありません。

不意な外乱刺激を想定した多関節運動や多重課題を繰り返し練習することで、運動前野や補足運動野といった運動プログラム中枢における運動パターンの構築を促通し、予測性を増して非予測性を少なくすることが大切になります。

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