運動の作用・反作用をうまく使う

格闘技や身体の接触があるスポーツで相手にぶつかったり、押したり引いたりすることがあります。

そのときに相手がじっとしていても、同じ力でぶつかられ、押し返され、引っ張られるということを考えておかなければなりません。

この作用・反作用の原理を自分のカラダの中でうまく活用すれば効率よく大きな力を発揮したり、バランスのいい姿勢を維持したりすることができます。

たとえば、陸上の短距離種目でフィニッシュシーンをみると、テープを早く切ろうとして胸から上を前に突き出していると思います。

そのときに両腕は後ろに出していると思います。

また、格闘技でパンチするとき、攻撃する方の腕を素早く突き出すためにもう一方の手を素早く引くという動作がみられます。

このように、1つの動作を行うための力とペアになった反作用の力をうまく利用することで、バランスのよい姿勢で力を効率よく発揮することができるのです。

効率のよい動作ができるということは、無駄な力を使わなくてすみますので、疲れにくくなります。

持久力にとってもよい影響を及ぼします。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-3-6

    尿による水分量の調節

    1日に尿をする回数は、成人で平均4~6回、その量は1日で約1.5リットルになるといわれています。…
  2. 2015-6-9

    内側運動制御系と外側運動制御系

    運動は、体幹や四肢の近位筋による歩行や姿勢制御と、手指の遠位筋を用いる精緻運動とに大別されます。…
  3. 2014-9-27

    副腎皮質ホルモン

    副腎皮質ホルモンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの総称です。副腎皮質からは、性ホルモンと…
  4. 2017-3-2

    回転動作の作用・反作用

    カラダのある部分で1つの運動が生じると、それと反対方向の運動が起こって全体のバランスがとれるという現…
  5. 2015-12-15

    伸張反射は中枢からの運動司令を強化する。

    すべての運動は筋や関節や皮膚の受容器を活性化させます。Sherringtonは、身体運動によ…
ページ上部へ戻る