体幹のインナーマッスルについて

体幹とは、身体の胴体部分を指す言葉です。

例えば、上肢から下肢までが関連する力強い大きな運動には体幹の安定が不可欠ですが、体幹は骨盤の上に椎体という小さな骨が一本の背骨となって乗った不安定な構造になっています。

特に腹腔と呼ばれる骨盤から肋骨の部分は、内臓が位置するため骨による支持が少ない構造になります。

体幹の表層の筋と深層の筋では担う役割が異なります。

お腹のへその位置で体幹を輪切りにした際に、外側に位置する主なアウターマッスルは腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腰方形筋・一部の脊柱起立筋で構成されています。

腹直筋や脊柱起立筋は重力に抗して直立姿勢を保つ役割を担っています。

また、これらの筋は、身体を前後左右に倒す動作や捻る動作など、身体を大きく動かす際の主動筋となります。

一方、体幹の深層に位置する主なインナーマッスルは、腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群などで構成されます。

これらの筋肉は腹腔をコルセット状に取り囲むことで骨盤を安定させ、また上部に位地する横隔膜とともに腹腔の内圧を高めて脊柱を支持する働きもします。

さらに深層にある横突間筋や棘間筋、背骨の靭帯と共に、アウターマッスルによる様々な動きに際して、骨盤や脊柱を安定させ姿勢が崩れないようにバランスを保持する役割を担っています。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2017-1-18

    筋力トレーニングの負荷設定について

    筋力トレーニングを行うに当たっては、目的を明確にし、その目的に応じたトレーニング条件を設定することが…
  4. 2016-12-1

    骨の連結

    骨の連結には骨と骨が線維性の結合組織によって結合される線維性の連結と、骨と骨が軟骨線維によって結合さ…
  5. 2016-9-6

    トレーニング効果の種類

    トレーニング刺激に対して身体を適応させていく過程がトレーニングであり、適応によって得られた変化がトレ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-11-21

    サラブレッドからみる栄養とトレーニング

    1998年、セイウンスカイという競走馬が4歳馬(現3歳)の頂点を決めるレースであるG1レースの皐月賞…
  2. 2017-1-5

    正しい姿勢で動く

    正しい姿勢が良いというのはよく言われます。人が地球上で活動するにあたって重力を切り離して考え…
  3. 2015-1-26

    オレキシンというもの。

    人は生きるために食事を取らなければなりません。もちろん生きるためではありますが、それ以上に食…
  4. 2016-1-16

    中枢神経系と内部モデル

    これまでのさまざまな神経活動の研究から、中枢神経系にはさまざまな感覚受容器配列と対応する内的表現、す…
  5. 2016-12-16

    スタミナを上げる持久力トレーニング

    持久力の要素の中に、心肺機能の強さがという要素がありますが、これはどのように鍛えるのがいいのでしょう…
ページ上部へ戻る