お茶の効能とは

烏龍茶、紅茶、緑茶は製造工程に違いがあるものの、同じチャノキの茶葉を使用するため、基本的成分が似ており、タンパク質、食物繊維、苦味の成分であるカフェイン、渋みの成分であるカテキン、旨味の成分であるアミノ酸、その他ビタミン、フラボノイド、微量金属などが含まれています。

カテキンは水溶性の多価ポリフェノールで、緑茶や烏龍茶の苦味成分ですが、 発酵過程を経ると含量が著しく低下します。

発酵過程を経ない緑茶はカテキンを豊富に含み、乾燥茶葉にして10〜20%も含まれています。

エピガロカテキンガレートは緑茶カテキンの半分を占める緑茶特有のカテキンで、その他のお茶に含まれるカテキンよりもコレステロール低下作用、抗がん作用、動脈硬化抑制などの健康増進作用が強いことが特徴で、しかも茶葉以外では見つかっていないことから、他の食品では代用ができないカテキンとなります。

カテキンの吸収率はさほどよくありません。

エピカテキンで31%、エピガロカテキンは14%、エピガロカテキンガレートに至ってはわずか0.1%です。

つまり、エピガロカテキンガレートは健康に良く、緑茶に豊富に含まれてはいるものの、何らかの工夫をして大量に摂取しなければ大きな効果は期待できないということです。

紅茶にもポリフェノールの一種であるテアフラビンと呼ばれる独特の成分が含まれています。

テアフラビンは紅茶の赤い色の成分であると同時に、紅茶のさまざまな生理活性を生み出します。

テアフラビンはもともと茶葉に存在する成分ではなく、発酵の過程で2つのカテキンが複雑に結合することによって作り出されます。

紅茶ポリフェノールも強い抗酸化力をもっており、それに由来して動脈硬化の抑制や酸化的なDNA損傷抑制作用をもっています。

烏龍茶は発酵しない緑茶と発酵した紅茶の中間にあたります。

この製造方法によって、烏龍茶独特の機能性成分である烏龍茶重合ポリフェノールが茶葉の中に作り出されます。

烏龍茶重合ポリフェノールは、脂肪の分解・吸収に関わる消化酵素である膵リパーゼを阻害し、吸収させる脂肪の量を減らすという働きをします。

烏龍茶重合ポリフェノールは、少ない量でも強力に力を発揮すると言われています。

 

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  2. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  3. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  4. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…
  5. 2017-7-6

    鼠径部痛と内転筋損傷と恥骨炎

    鼠径部痛はスポーツ選手がよく訴える痛みの1つです。これらの痛みを訴える選手は、内転筋群の過緊…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2017-2-12

    トレーニングは大筋群などから先に行う

    トレーニング種目を選択したら、種目の順番を考えます。行う順序にはいくつかのポイントがあります…
  2. 2015-7-6

    細胞呼吸とは

    細胞内では、炭水化物、脂肪、タンパク質などの有機化合物を分解し、そのときに生じたエネルギーをATPの…
  3. 2015-2-9

    マウスピースの効果

    最近、ボクシングやアメフトなどのスポーツ以外のアスリートでもマウスピースを着けている人が多く見られる…
  4. 2017-2-4

    ケトルベルで筋肉のバランスを整える

    ケトルベルはダンベルやバーベルとは違い重量が一方向に偏っています。この特徴により、身体に高負…
  5. 2015-1-8

    『可動性(MOBILITY)と安定性(STABILITY)』

    身体の効率的な動作には可動性と安定性が必要です。よく聞く柔軟性と可動性は少し異なり、柔軟性は…
ページ上部へ戻る