スポーツ活動中に、肉離れや捻挫または骨折などのスポーツ外傷が発生した時は、現場で行う基本的な処置をRICEと言います。

Rest(安静)Ice(冷却)Conpression(圧迫)Elevation(挙上)の頭文字を並べた言葉で、ほとんどのスポーツ外傷に適用できます。

外傷発生時には、怪我の状態を確認せず運動を続けるのは避けなければいけません。

損傷部位を動かすことによって、腫れや内出血などが増してしまい、機能障害が生じる恐れがあるため、早期にRICE処置を行い、損傷部位の炎症や二次的な損傷を防ぐことが重要になってきて、この処置の有無が怪我の回復に大きく関わります。

まずは、速やかに試合や練習を一時中断して、安静をとることです。

次に患部の熱感や腫れを最小限に抑えるために弾力包帯などを用いて患部の圧迫を行います。

さらに、受傷した部位を心臓よりも高く挙上することにより腫れの悪化を防ぐことができます。

ただし、RICEはあくまで応急処置になりますので、その後できるだけ早期にスポーツ専門医を受診することが望ましいです。

またトレーニング中に怪我をしたり痛みを感じた場合も、直ちにトレーニングを中断してRICE処置を行い、以後のトレーニングも中止することが望ましいです。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-6

    鼠径部痛と内転筋損傷と恥骨炎

    鼠径部痛はスポーツ選手がよく訴える痛みの1つです。これらの痛みを訴える選手は、内転筋群の過緊…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-1-9

    内臓操練法

    みなさんは、内臓操練法という言葉を耳にしたことはありますか?この鍛錬法は、肥田式強腱術の中に存在する…
  2. 2016-12-17

    連続的持久力と間欠的持久力の乳酸代謝の違い

    長距離走のような一定の強度で長時間運動を継続するものを連続的持久運動といい、サッカーのようなダッシュ…
  3. 2015-7-1

    年齢によって起こる知能形態の変化

    知能は「思考能力の個人差」を表現しているものになります。では思考はなにかと言うと、知覚された…
  4. 2015-8-15

    リンパの産生と輸送

    組織間隙とは各組織において細胞と細胞の間の部分である。この部位は,膠原線維や弾性線維といった線維…
  5. 2016-1-8

    筋の粘弾性性質と収縮活動

    筋緊張(トーン【tone】)、もしくは筋張力(テンション【tension】)は生理学的に2つの因子に…
ページ上部へ戻る