関節角度と可動域について

運動は脳からの指令によっって筋肉が収縮して、骨が動かされ、関節の角度を変えることで、起こるものです。

屈伸運動や身体をひねる動作を行なった時に、この関節が最大限に動く範囲を可動域といいます。

身体の様々な関節は、構造によってそれぞれに標準的な可動域があります。

膝関節や肘関節の様に限られた関節もあれば、肩関節や股関節の様に多方向に動く関節もあり、また自分の力で動かせる範囲と、他から力を加えられて動く範囲もあります。

可動域は関節の構造と筋肉の柔軟性によって影響され、筋肉の柔軟性が低かったり、筋肉の疲労や関節の損傷がある場合は、可動域が制限されます。

可動域に左右差があったり、近い関節と比べてある部分の可動域が小さい場合は、可動域の大きい関節に負担が集中し、障害が発生しやすくなるので注意が必要になってきます。

また関節が動く範囲の中でも、角度によって発揮できる筋力が異なります。

関節をある程度屈曲させた状態から状態が最も筋力を発揮しやすく、そこから離れれば筋力は低下します。

球技・格技など相手と競うスポーツの場面では常に関節がベストの角度を保てるわけではないので、筋力トレーニングを行う時は関節の角度を意識して最大筋力が発揮できる角度だけでなく、他の角度でも行うと有効です。

高齢者には、制限された関節の可動域を回復することが、転倒予防などに重要になります。

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