運動時間の設定

中枢の循環系機能を高め、心排出量を増加させるためには、目標心拍数を維持した運動を少なくとも20分間続ける必要があります。
また、抹消の循環系機能を向上させるのであれば、30分以上の運動が必要になります。

一般人が中枢の循環系機能を向上させ、健康・体力づくりのために運動をおこなうのであれば、目標心拍数を維持する運動を20~30分行えば十分であるとされています。

運動時間と運動強度は反比例の関係にあり、強度を高くすることで時間は短くなります。
体力レベルの低い対象者は、長時間運動を継続することは不可能であるため、低強度・短時間の運動を1日に何度か実施し、ある程度のトレーニング期間をおいて運動時間を延長し、1日1回の運動を行えるようにします。

また、対象者自身の目標設定も重要な要素であるため、20~30分間の運動をいきなり実施するのではなく、10分程度の運動から段階的に時間を長くすることも必要になります。

さらに個人のコンディションによっても運動時間を考えることが重要になります。

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