運動制御と開ループ機構・閉ループ機構

実際の運動の発現には、全身にある骨格筋をすべて制御しなくてはならない。
運動の目的に必要な複数の筋を必要なタイミングで、必要な出力で活動するよう指令されることになるが、この一連の運動指令セットを運動プログラムという。
運動プログラムは、繰り返された運動経験から運動にかかわる中枢神経系において機能的に構成されていく。

運動が発現された結果、その筋出力のタイミングや結果として起こる関節位置などが体性感覚として運動制御の中枢機構にフィードバックされてくる。

これにより、自分が意図した運動が完遂されているかどうかを確認する。

この運動フィードバック機構で重要な機能を担っているとされるのが小脳を経由する回路とされている。

意識された運動と発現された運動の間のズレは、この経路を経由して大脳皮質に到達し、運動が再制御される。

このように中枢神経系による運動発現の結果を体性感覚などからフィードバックを受けることを閉ループ制御という。

一方で、短時間で完遂するような運動においてはこのフィードバック機構が機能しない場合もありこのような調整機構を開ループ制御という。

随意運動は、自分の意識による運動発現とそれに伴う運動制御において運動の調節機構を活用し完遂されていく。

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