骨増強のためのトレーニング

日常生活レベルの骨の歪みによって微小骨折が発生し、この損傷治癒機転として損傷部位の吸収、再形成がおこります。
これをリモデリングといいます。
骨量の増減はありません。

破骨細胞が既存の骨基質を破壊、吸収し、これに引き続き骨芽細胞が破骨細胞によって失われた骨と全く同じ量の骨を形成し新鮮化していきます。

日常生活よりも大きな荷重が骨に加わると、リモデリングだけでなく新たに骨が添加されます。
荷重の少ない対側では骨は吸収されますが、全体として骨量は増加します。

荷重のかかる部分に骨が新たに形成され、構造が歪みに適応していきます。
これをモデリングといいます。

歪みの頻度が多くなると骨形成が追いつかなくなり、疲労骨折を起こし、大きな歪みが一度に加わると骨折します。

日常生活よりも少ない歪みでは、破骨細胞により骨は破壊、吸収され、再形成されずに弱化していきます。
特に筋収縮の減少よりも、起立、歩行の欠如などの荷重による圧縮ストレスの減少のほうが影響は大きくなります。


骨増強のためのトレーニング


刺激が加わったほうが骨は強くなります。
下肢への運動刺激では下肢の骨は強くなりますが、上肢の骨への影響は少なくなります。
種目の選び方としては、四肢体幹ともに刺激が加わるように複数のエクササイズの種目を選択しましょう。

適度に過剰な刺激に対して骨は適応し強度を増していきます。
適応を無視したトレーニングは疲労骨折などを引き起こすので注意しましょう。

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