体重階級制競技と筋力トレーニングについて

レスリングや柔道・ボクシングなどの体重階級制競技では、強い筋パワーが要求されますが、トレーニングで筋肉量を増やすと体重も増え、階級を上げないといけないのでマイナスとなります。

そこで、筋肉量をできるだけ増やさずに、筋力・パワーをアップさせることが重要になってきます。

例えば、一つの筋には、たくさんの筋繊維からなる運動単位がありますが、収縮時に全ての運動単位が動員されているわけではありません。

一般的に、この動員率は、自分で全力を出している意識しても80%程度とされています。

つまり収縮時の動員率を100%に近づけることは、筋肉量を増やすことなく筋力を高めることになります。

また、強いパワー発揮に優れた白筋繊維を重点的に鍛えることも重要で、このような筋繊維の動員率や、白筋繊維の比率を向上を目指すには、高強度低回数のトレーニングが有効になります。

種目に要求されるパワーに見合う筋肉を作る一方で、体脂肪を減らすことも有効です。

例えば、スプリットルーティーンで筋パワートレーニングを行えば、トレーニングの全体量を増やすことができ、総エネルギー消費が高くなるので、体脂肪を減らしやすいです。

また、有酸素運動は減量には有効ですが、その結果持久力を発揮するのに有利な赤筋繊維が大きくなりやすい為、減量を目的に行う場合は、パワーや瞬発力の発揮に必要な白筋繊維ととの比率バランスに留意する必要があります。

多くのスポーツ競技では、筋パワートレーニングを行なって、筋量の増加に見合うパワーアップがあれば、競技力にプラスに働きますが、体操競技・新体操・フィギアスケートなどは、体重が増えると技の難易度やパフォーマンスにも影響するので、体重階級制競技に似た考えが必要になります。

筋力はアップさせたいところですが、外見上はボリュームアップさせたくない女性も、体重階級制競技の考え方がトレーニングの参考になります。

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