神経・筋に対するトレーニングの効果

トレーニングで用いる負荷の大きさや、動作様式に応じて神経や筋肉にさまざまな適応を引き起こします。


神経系の適応


トレーニングを開始して初期の間は通常著しく筋力が増加します。
しかし、この間に筋横断面積はあまり増大しません。

すなわち、この間には主に筋横断面積あたりの筋力が増加します。

これは、起こり、中枢神経系およびゴルジ腱反射などによる、筋力発揮の抑制が低減するためと解釈されています。神経系に適応が

ある程度トレーニングをしている選手などの場合、こうした神経系の適応を引き起こすためには、高強度(1RMの90%以上)のトレーニングが必要になります。


神経系の適応が上限近くに達すると、筋横断面積の増大、すなわち筋肥大が起こるようになります。

筋肥大は、主としてタイプⅡ筋線維の横断面積の増大によります。
タイプⅠ線維の太さは、高強度のトレーニングではほとんど変わりません。

またこの過程には、筋線維が強く活動することのほか、内分泌系が活性化されることも重要になります。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-3-22

    エネルギー源の糖質

    動いているとき、考えているとき、そして寝ているときも、生きている限り、からだは常にエネルギーを消費し…
  2. 2015-5-23

    AMPK(AMP活性プロテインキナーゼ)とは

    細胞の中ではさまざまな種類の酵素が生きるための仕事を役割分担しながら行っています。AMPKは…
  3. 2014-12-15

    運動連鎖とは

    トレーニングやリハビリなどの運動療法の世界では、よく運動連鎖という概念が用いられます。運…
  4. 2015-6-5

    筋小胞体の機能低下による筋疲労とは

    筋が発揮する張力は筋形質内の遊離Ca2+濃度により制御されています。骨格筋では、筋小胞体がこ…
  5. 2015-10-11

    腱断裂

    腱は骨格筋と骨を結び付けている強靭な結合組織で、筋収縮によって得られたエネルギーは腱によって骨に伝え…
ページ上部へ戻る