多くの競技スポーツにおいて、局面の運動では、短時間で多くのエネルギーが使われる無酸素的な運動の場面が多いです。

サッカーやバスケットなどで見られるダッシュやジャンプ、ボールを投げたり蹴ったりする際に無酸素的な運動にあたります。

つまり、様々な競技スポーツで無酸素系の能力が高いことが要求されます。

その人の種目にとって最大酸素摂取量より低い強度で運動を行なっている間は、有酸素系の能力が強く関与していますが、無酸素系エネルギーの供給を測定するには、単位時間当たりのエネルギー需要量が極めて高い運動、最大酸素摂取量の運動よりも強度が必要になってきます。

この最大酸素摂取量より強度の高い運動を超最大運動と呼んでいます。

超最大運動を行なったその時の酸素需要量、酸素摂取量などから、酸素借を算出して無酸素的能力の指標となります。

測定は、超最大運動を1〜3分程度行い、運動中の酸素摂取量を測り、エネルギー需要量と酸素摂取量との差を無酸素的エネルギーとします。

また20秒間の超最大運動を多段階実施し、達成できた最高強度でのエネルギー需要度と、実測した酸素摂取量の差を無酸素的能力の指標とすることもあります。

超最大運動を行なって無酸素的な能力を測定すると、競技種目適正やその人のトレーニングの課題が明確になります。

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