ピリオダイゼーションについて

スポーツ選手が1年のうちで最も重要な試合に、自分のコンディションがピークの状態で望むために、トレーニングの内容を変化させる事をピリオダイゼーションと言います。

具体的にはトレーニング期間を、準備期・移行期・試合期・回復期の4つの時期(ピリオド)に分け、各時期の目的に合わせてトレーニングの内容を変化させていく事を言います。

スポーツ競技の技術練習や体力トレーニングを行なっていくときに、取り組んだ当初のトレーニング効果は著しいですが、徐々に同じ事をしても効果が小さくなってしまうプラトーという停滞期に陥ってしまうことがあります。

このプラトーを克服するためには、トレーニングでそれまでと異なる刺激を、身体に与えることが有効になります。

そこで長期プランの中で、トレーニング内容を変化させピリオダイゼーションを設定し、主にトレーニングの強度と量を増減させる事を中心に行います。

トレーニングの種目やバリエーション、様式、動作スピードなどを変化させる事も有効です。

最も典型的な年単位のモデルは1年を1周期として、これを準備期・第1移行期・試合期・第2移行期の4つの時期に分け、各時期の目的に応じて負荷刺激を変化させます。

全体的な傾向として、試合期が近づくにつれて強度を増し、これに反比例するように量を減らしていきます。

スポーツ種目やアスリートの必要性に応じて、ピリオダイゼーションは多種多様になります。

また競技レベルが高いほど、より短くサイクルまで考慮したピリオダイゼーションが必要になってきます。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  2. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…
  3. 2017-7-6

    鼠径部痛と内転筋損傷と恥骨炎

    鼠径部痛はスポーツ選手がよく訴える痛みの1つです。これらの痛みを訴える選手は、内転筋群の過緊…
  4. 2017-6-24

    筋肥大とパフォーマンスのジレンマ

    アスリートの肉体改造は、高いパフォーマンス性を生み出しますが、時として「あれは失敗だった」と言われる…
  5. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2017-2-11

    筋力トレーニングは慢性障害やネンザの予防になる。

    より強いパワーやより速いスピードを身につけることだけが、筋力トレーニングの効果ではありません。…
  2. 2015-3-30

    意外と身近な「ペットボトル症候群」とは?

    季節的に暖かくなるにつれて水分摂取の量が増えていきますが、ジュースをよく飲む方にとっては注意すべきこ…
  3. 2016-1-6

    持続的な伸張に対する筋の適応

    伸張は筋に対して大きな適応を起こす手段のひとつです。その伸張を持続的、慢性的に起こすと果たし…
  4. 2017-4-8

    習熟が必要なフリーウエイト

    フリーウエイトは、ウエイトの動きをコントロールしなければならず、また体を安定させつつ力を発揮する必要…
  5. 2014-10-3

    「NO pain no gain」痛みの考え方

    『痛みなくして、得るものなし』【NO pain no gain】古くからよく聞く言葉で、よく…
ページ上部へ戻る