過負荷(オーバーロード)について

身体の多くの機能は、普段与えられている刺激の強さに適応して変化していくため、刺激が適度に強ければ機能は高まり、低ければ機能は低下します。

筋肉はその傾向が特に強く、日常に経験する刺激に比べて、より強い運動刺激を継続的に与えると、その刺激に適応するように機能が高まります。

この時に与える強い刺激をオーバーロードと言います。

トレーニングを始めたばかりの時期は、筋の適応能力が高く、適切な量のオーバーロードが与えられれば、筋の機能は比較的容易に増大します。

しかし、同じ強度でトレーニングを続けていくと、筋力が増大して、最初は適切であった負荷が、相対的に低くなるので、効果が上がらなくなります。

そこで、筋力レベルの増加に合わせて、トレーニング強度も段階的に高めていく事が必要です。

このように段階的に高める事を漸進的過負荷と言います。

漸進的過負荷を想定してトレーニングを行うには、そのトレーニングの目的に合わせたオーバーロードの基準をしっかりと設定して行う必要があります。

例えば、全体としてのトレーニング量を増やしたり、質を高めたり、するなどがあげられます。

しかし、急激に質や量を上げるとスポーツ損傷の原因になったり筋の発達を妨げるので注意する必要があります。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2016-12-11

    筋力の増加でスピードを上げる

    筋力を上げてスピードがあがるのかを考えたときに、筋力があがると体重が増えるため遅くなるイメージをもた…
  2. 2015-6-6

    タメになる「豆」知識

    体型を気にしている女性やダイエットをしている女性は「ナッツ(豆)は美容効果やダイエットに良い」と聞い…
  3. 2015-11-13

    古来から伝わる鎮痛薬とは

    紀元前400年頃のギリシア人は、痛風の痛みや発熱に苦しむ患者に、ヤナギの皮や葉を…
  4. 2016-12-23

    激しい運動に耐えるスポーツ心臓

    私たちの身体は与えられた刺激に応じて、それに適応する能力をもっています。心臓も同様に長時間高度な…
  5. 2017-1-24

    トレーニングの効率を上げるコアコントロール

    「コア」は体幹周辺をさす言葉で、頭、腕、脚を除いた胴体部分をさします。このコアの動きを担って…
ページ上部へ戻る