動きづくりのトレーニング

スポーツにおいて、よりうまくなる為に様々な努力を行うと思います。
例えば、野球をうまくなるために何をしますか?と聞かれたら皆さん「野球の練習」と答えると思います。

確かに野球の練習をしなければ野球はうまくなりません。
しかし野球の動きはとても複合的な動きが必要になります。
もし、肩関節の動きが悪いといくら野球の投げる練習をしても正しいフォームで投げることはできませんし、怪我につながってしまいます。

まずは、野球などの競技スキルの前に身体の関節がきちんと動くかということが大切なのです。


人が身体を扱う能力をなものから複雑なものへと段階的に分けて表現したスキルピラミットというものがあります。
これは、下層に位置するスキルが上層を構成する材料となると考えられているもので、下から「身体スキル」「ムーブメントスキル」「競技スキル」の階層スキルに分けられています。

「身体スキル」
これは、身体の各セグメントを扱う能力、または関節を扱う能力を指します。

「ムーブメントスキル」
これは、重心移動能力や末端加速能力を指します。
身体スキルを複合的に扱うことで達成されるスキルで、代表的なものに走る、跳ぶ、投げる、蹴るなどがあります。

「競技スキル」
競技ルールに即した競技の特異性に伴って運用されるスキルを指します。
またこの競技スキルが運用しているのは、ムーブメントスキルや身体スキルとなります。
この上に戦術や戦略といった要素も入ってきます。
これは、競技のルールや勝敗の決め方によっては競技スキルやムーブメントスキルをどのように運営するのかということが戦術や戦略になるためです。

競技の練習も必要ですが、スキルピラミットの下層スキルのまず身体が動くのかというところから見直してトレーニングしていきましょう。

 

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