スプリットルーティーンについて

筋力強度が上がると、相応にトレーニングの強度や量が増加し、1回での全身の筋肉をトレーニングする事が難しくなります。

体力の消耗度も大きくなり、その疲労は十分に回復しないまま、次のトレーニングを行ってしまうという悪循環にもなります。

そこで、効果的にトレーニングを継続して行くために、全身の筋群を2つまたは3つの部位に分けて、各部位を別々の日に週2回ずつトレーニングしていきます。

この方法をスプリットルーティーンと言います。

1週間のトレーニング回数は増加していきますが、各筋群のトレーニング回数は週2回なため、その筋群が回復するための十分な間隔をおいて、質・量ともに内容の濃いトレーニングができます。

最も一般的な例としては、上半身をトレーニングする日と、下半身をトレーニングする日に2分割する方法です。

それぞれ、自分の目的にあった種目を選択し、各プログラムを作成します。

また、上半身の種目を多くしたい時はその1部を下半身の日に振り分けます。

種目の分け方は、いくつかのパターンがありますが、個人によって重視する筋群や実施する種目数が異なりますので、各自が考えながら、最も最適なプログラムを作って行く事が大切です。

また、スプリットルーティーンはスポーツ選手の筋力・パワー強化においても大変有用です。

例えば技術練習で疲れが溜まった後に、全ての種目をトレーニングしても効果が上がらず、筋力トレーニングの疲労を持ち越して、かえって技術練習に影響が出る可能性があります。

スポーツ選手は、翌日に疲労を残さずに、技術練習とトレーニングが良好に回転して行くように日々の練習内容、トレーニングプログラムを工夫する事が大切になります。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2016-6-20

    大腿骨はどのようにして脛骨上を動くのか

    屈曲・伸展時において大腿骨は、脛骨上を転がり、そして滑ることで、その動きを可能にしています。…
  4. 2016-4-25

    インスリンの過剰と代償機構

    インスリン過剰の結果みられる症状は、直接的であれ間接的であれ、すべて神経系に対する低血糖の効果の現れ…
  5. 2016-4-16

    骨格筋弾性タンパク質であるコネクチン

    現在知られているなかで最も大きなタンパク質であるといわれるコネクチンは横紋筋、すなわちコネクチン、す…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-3-13

    骨を鳴らすと太くなる?

    皆さんのなかにもついつい無意識に指や首の骨をポキポキ鳴らしてしまう方がいると思います。このと…
  2. 2016-12-17

    連続的持久力と間欠的持久力の乳酸代謝の違い

    長距離走のような一定の強度で長時間運動を継続するものを連続的持久運動といい、サッカーのようなダッシュ…
  3. 2015-2-16

    運動の「向き」「不向き」は遺伝子だけで決まるものではない。

    ACTN3という遺伝子をこ存じでしょうか?αアクチニン3タンパク質の略で、筋肉の構造に関わる…
  4. 2015-6-14

    神経系と下行性伝導路

    下行性伝導路は遠心性伝導路ともいい、中枢の興奮を末梢に伝えるもので、運動伝導路と分泌伝導路からなって…
  5. 2014-9-27

    副腎皮質ホルモン

    副腎皮質ホルモンとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの総称です。副腎皮質からは、性ホルモンと…
ページ上部へ戻る