行動を調整する能力を高めるコーディネーショントレーニング

コーディネーショントレーニングとは行動を調整する能力を高めようとするトレーニングであり、ジュニア期では身体と脳と神経系統のバランスのよい発達を促し、成人期では運動を円滑に行う能力を向上させ技術の習得や洗練の基礎となるトレーニングです。

スポーツのトレーニングには、体力の向上を目的とするトレーニングと専門技術・戦術の練習があります。
体力トレーニングでは筋力、スピード、持久力が重視されます。

体力の構成要素の中には、行動を「起こす」能力、「調整する」能力、「持続する」能力がありますが、行動を調整する能力の中にコーディネーション能力があります。

コーディネーション能力とは、状況を目や耳など五感で察知し、それを頭で判断し、筋肉を動かすといった一連の過程をスムーズに行う能力です。
これを行うと次のような能力が高められます。

「定位能力」
これは、周囲の状況と関連付けながら動きの変化を調整する能力です。

「変換能力」
これは、状況が変わったとき動作を素早く切り替える能力です。

「リズム能力」
耳や目からの情報を動きによって表現しイメージを現実化する能力です。

「反応能力」
合図を素早く察知し、適時に適切な速度で正確に対応する能力です。

「バランス能力」
動作中の全身バランスや崩れた体勢を素早く回復する能力です。

「連結能力」
身体の関節や筋肉の動きをタイミングよく同調させる能力です。

「識別能力」
手や足、頭部の動きと視覚との関係、ボールなどの操作を精密に行う能力です。
これらの様な能力の向上が見込まれます。
重要なのは課題そのものの速さや強さではなく、その基礎となる身体の内部の連携です。
新しい技術の習得や技術の洗練を円滑にする基礎づくりなのです。

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