競技力アップのための「専門スキル」

いかにダイナミックな競技動作の中で、パワーを上手に発揮するのかという点についてのポイントは「反動をつかったバネのある動き」です。

このスキルは、すべての競技スキルのベースとなるのですが、実際に競技動作そのものの巧さを向上させるためには専門スキルを身につけなくてはなりません。
この専門スキルを身につけるためには、その競技の練習を行うのが一番です。
そして、練習の中でその競技動作の「コツ」を押さえることがスキル獲得の近道になります。

このスキルアップに欠かせないのが小脳の働きになります。


小脳の運動指令の書き換えで正しい動作を


その競技の練習を行うと競技が巧くなるというメカニズムの1つといて考えられているものに「小脳の働き」があります。

繰り返し練習すると、小脳において運動学習がおこります。

練習で実際に行った動作が自分のやりたい動作と違ったとします。

すると動作を行ったときに小脳内の運動指令のネットワークに抑制がかかります。
その結果、巧く運動できなかった動作の運動指令の回路がやがて働かなくなり次第に自分のやりたい動作が出来るようになるのです。
繰り返し練習し、それによって学習し、理想的な動きを起こす運動回路が残っていくのです。
このような小脳の運動学習を「長期抑制」といいます。

「うまくいった」「ここがうまくいかなかったから次は気をつけよう」という結果を意識してしっかりフィードバックし繰り返し練習することがスキルアップには大切なのです。

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