人間は・・・チクワ!?

人は生きるために食事を取るわけですが、その食物はそのままの形で体内に入るわけではありません。

食物を体内に摂取し、貯蔵や消化・吸収、排泄、運搬といった働きを担う器官のことを消化器といいます。

食物は、口から入ると、咽頭、食道、胃、十二指腸、小腸、大腸を通り、肛門から出ていきます。

十二指腸には、肝臓とすい臓がついていて、口腔には唾液腺がついています。

さて、この消化器ですが、これについて興味深い話があります。

人体はしばしばチクワに例えられます。

これを人体と消化器の関係でいうと、チクワの身が人間の体、中心の空洞が消化器です。

人はものを食べるとそれが体内に入ったと錯覚しますが、実はそれは間違いで、単にチクワの穴に入っただけにすぎません。

本当に体の中に入るのは、チクワの身の中に移動したときなのです。

胃腸の粘膜を越えて物質が取り込まれたときに、初めて体の中に入ったといえるのです。

胃腸の粘膜は管の内面を覆っていて、体の外につながる空間と、本当の体内とを仕切っています。

たとえば塩化カリウムは、ある程度薄めたものであれば、口から摂取しても大丈夫ですが、注射をすると心臓が速やかに停止してしまいます。

こう考えると怖いことですが、これは、胃腸の粘膜が選りすぐったものだけを体内に取り込んでいると考えることもできますね。

いろいろなものを飲み食いしても安全なのはそのためだと言えるでしょう。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-6

    鼠径部痛と内転筋損傷と恥骨炎

    鼠径部痛はスポーツ選手がよく訴える痛みの1つです。これらの痛みを訴える選手は、内転筋群の過緊…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2015-3-14

    骨盤のゆがみと仙腸関節

    骨盤は下肢と脊柱を連結する位置にあり、荷重伝達機能を担う。骨盤の可動性に関与するのは、左右の寛骨…
  2. 2016-5-17

    呼吸の機能と呼吸機能不全

    呼吸は生きるために一定のリズムを繰り返して行われるもので、その機能は脳幹の延髄で制御されています。…
  3. 2015-8-29

    胎児および乳児の運動発達

    人間では、胎児期に運動発達が始まります。受胎後7週目に頭部および頚部への横紋筋への運動神経支…
  4. 2015-12-16

    アルコールとタバコ依存

    糖や脂肪のようにエネルギー源になるわけでもないのに、ヒトがついついはまってしまう嗜好品というものがあ…
  5. 2015-5-26

    細胞レベルでみる肥満

    ヒトは約60兆個の細胞から構成されていますが、脂肪細胞の数は約300億個と推定されています。…
ページ上部へ戻る