手関節の内在・外在の靭帯

手の関節の靭帯は、外在・内在の2つに大きく分類されます。

外在靭帯は、手根骨と同様に橈骨、尺骨もしくはTFCCに付着します。

内在靭帯は、手根骨間にのみの連結です。

手関節のほとんどの靭帯は、掌側面、または背側面に付着していますが、橈側・尺側側副靭帯は、各々がより内側、外側へ走行しています。

掌側の靭帯は、より厚く、より強くなっており、背側靭帯に比べ、手関節の安定性に寄与しています。

手関節の靭帯の全体的なシステムに対する研究によれば、橈骨と舟状骨、月状骨、三角骨、有頭骨の4つの手根骨には、広く靭帯が付着しています。

靭帯はまた、月状骨に収束している近位靭帯や有頭骨に収束している遠位靭帯のように、手の中心線における収束のパターンを形成しています。

手関節の外在靭帯は、背側面、掌側面、橈側面、尺側面において橈骨手根関節の関節包を補強しています。

これらの靭帯は、橈骨手根関節と手根中央関節の支持性を高めています。

掌側部には、最も厚く、最も広い外在靭帯があります。

解剖学的には、5つ大きな靭帯を掌側橈骨手根靭帯、尺骨複合体、背側橈骨手根靭帯、橈骨側副靭帯、尺骨側副靭帯と記述されます。

外在靭帯もまた、それぞれの手根骨への線維束がより分離しており、それぞれが個別の役割を果たします。

靭帯性の収束の名称は骨の付着に由来しているため、解剖学書の著者間でも相違があります。

こういった手関節の靭帯の名称には明らかな相違がありますが、基本的組織体は同じです。

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