アイシングとツール

アイシングは筋肉や関節を冷やすのが目的です。

そのための道具はカラダから熱を奪うエネルギーを持ったものでなければなりません。

最も一般的で、便利なのが氷です。

その他にも冷凍庫で保存するタイプのコールドパックや、常温で保存し、叩くなどの刺激で瞬間的に冷たくなるコールドパックなどもあります。

さらにはスポーツ現場で従来からよく使われてきたコールドスプレー、湿布薬なども広い意味では冷却道具といえます。

しかし、たくさんある冷却道具の中でも一番冷却能力に優れているのは氷です。

その中でも0℃の氷が最も冷却能力が優れています。

0℃の氷とはいわゆる溶けかけた氷のことです。

なぜ0℃こおりが最も冷却能力に優れているのでしょう??

0℃の氷が0℃の水に変わるときには、非常に大きなエネルギーを必要とします。
個体が液体に変わる時のエネルギーを融解熱といいますが、その値は1gあたり約80calにもなります。

これは周囲からそれだけの熱を奪っていることを意味し、氷を当てている部分はその分冷却されることになります。

勘違いしやすいのは、冷たければ冷たいほどよく冷えるわけではなく、マイナスの温度の氷1gが1℃温度を上げるためのエネルギー量は0.5calにしかならず、融解熱はこの160倍にもなるため冷却能力に優れていることがわかります。

温度がマイナスになった氷やコールドパックをつかってアイシングをすると、短時間であっても凍傷を起こす恐れがありますのでできるだけ0℃の氷を使いましょう。

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