トレーニング効果の種類

トレーニング刺激に対して身体を適応させていく過程がトレーニングであり、適応によって得られた変化がトレーニング効果です。

トレーニング効果は時間とともに変化するが、時間の経過に伴って常に一定の割合で効果は得られません。

大きな向上が見られたり、停滞したり、あるいは低下することもあります。

広義の意味でトレーニングが適切であれば、全体としてトレーニングの効果は上がっていくことになります。
しかし、トレーニング初期に見られた大きな効果の変化量は徐々に小さくなり、やがてほとんど変化しなくなります。
これをトレーニングの順応という。

トレーニング効果の種類

●即時効果
トレーニング実行中あるいは数日の間に得られるトレーニング効果。
技術や戦術ではよく見られます。
トレーニング効果が得られていても、疲労によって顕在化しないこともあります。

●急性効果
数日から数週間という短い期間に得られるトレーニング効果。
一般的なトレーニング研究で用いられる4~12週間のトレーニングで、有意な効果が示されています。

●遅延効果
トレーニングを終了したあと、一定期間を経てから表れるトレーニング効果。
8~12週間の集中的な筋力トレーニングの終了後、ほぼ同じ期間を経たのちに、スピードや爆発的筋力に大きな変化がみられる場合などはこれに当たります。

●蓄積効果
何か月も何年もかけてやっと得られる効果。
さまざまな種類のトレーニングによる即時効果、急性効果、遅延効果の積み重ねによって得られる効果を言います。

●剰余効果
トレーニングの中断後、一定期間残っている効果。
剰余の効果の程度がわかれば、どのくらいの期間トレーニングを中断してもその効果がどの程度残っているかがわかります。

●部分効果
トレーニングの成果が目的としたパフォーマンスの改善に直接的につながらなくても、そのパフォーマンスを構成する局面や部分に表れる効果。

これら多様な効果が総合的に作用し、一定期間を経たあとにやっとトレーニングの成果が得られます。

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