ACL再建術後の考え方

完全断裂したACLは、自己治癒力によって治癒することはないため、外科的に再建することがしばしば勧められます。

外科的修復術は、ACLの機能的重要性は、またACL不全膝が正常より早く変性を起こしやすいという事実を根拠に行われます。

身体的リハビリテーションは、ACL修復の成功の鍵であり、また、多くのリハビリテーションプロトコルが公表されてきました。

術後リハビリテーションにおける1つの普遍的な治療目標は、膝関節の筋力増強と、筋の制御と正常な活動パターンを獲得することにあります。

理論的には、これらの目標を達成することは膝関節周囲筋による安定性を増加させ、そうすることによって移植された素材を保護し、歩行運動を回復させ、再損傷から譲り、関節の悪化を抑止することを助けます。

かなりの多くの研究が、ACL損傷後や再建術後の膝関節周囲筋の機能変化に焦点をおいてきました。

1つの問題としては、比較的頻繁で持続的な大腿四頭筋の反射抑制と萎縮と筋力低下であり、潜在的に膝関節運動に負の影響を与えることです。

そのため、持続的な大腿四頭筋の弱化に注意を注ぐことは、術後リハビリテーションの重要な要素となります。

つまり、手術的に移植された素材を損傷させたり、伸張させたりしないように大腿四頭筋を肥大させるくらいの抵抗をかける筋力運動を考えなければなりません。

過度の伸張は、移植腱の永久的な変形や骨への移植腱固定の破綻となり、それらによって膝関節の安定性と手術の効果に影響します。

一般に、ACL再建術後の考慮点は、大腿四頭筋の強い収縮が脛骨の過度の前方移動を引き起こすような運動状況を避けることです。

この考え方は、移植されたACL材料が損傷したり過伸張されたりするような、最も傷つけやすい早期のリハビリテーションの間では最も意義があります。

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