西洋医学に対する東洋医学

先日お客様と西洋医学と東洋医学の良し悪しについてお話しました!

そこで本日は西洋医学と東洋医学の考え方の違いについて考えてみます!

西洋医学は 、「健全なる肉体に健全なる精神が宿る」といわれますが、人間を肉体的な面から眺め 、身体各部の機能を機械的に捉えることでその歴史が作られてきました。

そのため 、病気や障害に対して薬や手術といった外からの力によって治す方法が中心で、ややもすれば人間の内面的な機能や精神を見失いがちであるとも思われます。

その点、東洋医学では人間を一つの宇宙(小宇宙)として見ていて 、大宇宙すなわち「自然界の変化が人間の身体の中にも現れるものと考えています。

人間の内面的機能や精神を重視し、元来人間がもっている生命力(気)を充実させることで病気を治すという考え方です。
東洋医学では、人間が生きていくためにもっとも大切なものは「気血」であると考えています。

気血というのは 、「気」という人間が生命を維持するために必要な先天的なエネルギーと考え、「血」とは後天的に取り入れるエネルギーのことであると考えられています。
言い換えれば、先天的な生命力である「気」と後天的なエネルギーである「血 」の結び合わさったものが「気血」という概念になります。

そして、人間の身体には脊柱を中心に各内臓と結びつく14本の「経絡」という道筋があり、 この経絡の中を気血が過不足なくいきわたっていれば、人間は健康な状態であると考えられています。
そして、気血が経絡のどこかで滞ったり、または全体に不足したりすると身体に不調が現れ、病気になると考えています。
経絡のいたるところに存在するツボに圧痛、硬結などの反応が現れるものとしているのが東洋医学的な考え方です。

さらに、東洋医学では人間の身体の健康を考える上で、もう1つ重要な観点があります。
人間は、大宇宙と対比した小宇宙と考えられていることから、大宇宙の自然界の影響を小宇宙である人体は受け易いという考え方です。

暑い日もあれば寒い日もありますが 、暑くもなく寒くもない澄み渡った秋空の状態が中庸であると考え、人体も何時もこの中庸の状態に保つことが健康であるとしています。

また、人間の体では精神の昂り、神経・筋の緊張状態が「実」の状態であると考え、精神の弛み、神経・筋の不活発な状態は「虚 」の状態と考えています。
したがって「実」でもない「虚」でもない中庸な状態を保つことが大切であるということが言われています。

「実」の状態の時には指圧したり、やや強く揉んだりして、気の昂りを抑え、「虚」の状態のときは力を入れて揉んだり、振るわしたり、叩いたりしてその機能を高めていく。

それが東洋医学的な治療の考え方に現れています。

西洋医学と東洋医学、どちらが優れていると考えるのではなく、どのように考えヒトや病態をどのように捉えるのか、それぞれの違った角度から診るということを考えれば、どちらも正解であり、施術家としてはどちらの考え方も知っていることが大事かと思います!

個人的には、適応と不適応の選択だと思うので、様々な考え方を適材適所に使っていくことが大事かと思います!

まだまだ科学ではわからないことがほとんどなので。

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