貧血には種類があり、一つは鉄欠乏貧血もう一つは悪性貧血というものがあります。

鉄欠乏性貧血とは、文字どおり鉄分の欠乏による貧血であり、最も頻度の高い血液疾患になります。
鉄欠乏性貧血の原因としては
1、需要増大:小児・妊娠
2、排泄増大:月経(特に子宮筋腫があるとしばしば月経過多となります)・出産・慢性出血
3、吸収低下:胃の切除後

が原因としてあげられます。

自覚症状としては、易疲労感・動悸・耳鳴りなどがあり、重症になれば心不全をきたしてくることもあります。
逆に緩徐に貧血の進行した例では、かなりの重症でも症状をきたさない場合もあります。
これは酸素欠乏に対し組織の順応が起こった結果になります。
鉄欠乏により、貧血以外にさじ状爪・舌炎などをきたすことが知られています。

治療としては、鉄薬投与になりますが、原因を明らかにする事が重要です。
鉄は口径的にも非口径的にも投与はできますが、通常貧血が改善してからも貯蔵鉄を補充するまで十分な期間投与する必要があるので注意が必要です。

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