暑熱順化

暑い夏を快適に過ごすには、今くらいの時期から出来るだけ半袖にしておいて、暑さに体を慣らしおくことが重要です。

これを暑熱順化と言います。

暑熱順化についてはもう何回も書いていると思うので、ざっと概要だけ触れていきます。

人間の体温は常に一定の範囲内にあり、体温が上がりすぎると、発汗や呼吸・循環などを変化させ、熱放散が促されます。

さらに、臓器の機能面から考えると、暑熱環境下は悪影響を及ぼすものになります。

暑くなれば、体を冷やそうとする。

つまり、これは暑熱環境に適応しようとする働きの現れと考えることができます。

これを利用して、徐々に暑熱環境に身体を曝露することで、効率的な熱放散を獲得するというものが暑熱順化ということになります。

方法としては、環境省の熱中症環境保健マニュアル2014によると、「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で毎日30分程度の運動(ウォーキング等)を2週間程度で完成するとされています。

ということですから、遅くても梅雨時期には始めたいところですね。

しっかりと暑さに慣れて、夏を元気に乗り切りたいものです。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-6-15

    腋窩陥凹はハンモックのように

    肩甲上腕関節の関節包靱帯は複雑なコラーゲン線維の交わりあった束から構成され、それぞれ上・中・下の3つ…
  3. 2017-1-18

    筋力トレーニングの負荷設定について

    筋力トレーニングを行うに当たっては、目的を明確にし、その目的に応じたトレーニング条件を設定することが…
  4. 2016-12-1

    骨の連結

    骨の連結には骨と骨が線維性の結合組織によって結合される線維性の連結と、骨と骨が軟骨線維によって結合さ…
  5. 2016-9-6

    トレーニング効果の種類

    トレーニング刺激に対して身体を適応させていく過程がトレーニングであり、適応によって得られた変化がトレ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2017-1-26

    代謝環境を利用して脳を刺激する

    筋肉を動かし力を出すためには、ATPという物質のエネルギーが必要です。これは、あらかじめ大量…
  2. 2017-2-13

    覚えておきたい法則(原則)

    筋力トレーニングをするにあたって覚えておきたい3つの法則があります。1つ目は、「ルーの法則」…
  3. 2015-6-12

    神経系と反射弓

    神経系の機能の本質は、刺激を末梢から中枢に導き、興奮を中枢から末梢に伝えることにあります。こ…
  4. 2017-2-23

    慢性疲労が起こすオーバートレーニング症候群

    スポーツやトレーニングを行って出た生理的疲労が、十分な回復をすることなく積み重なってその結果として慢…
  5. 2015-9-27

    運動後の筋疲労回復としての軽運動

    運動に疲労はつきものです。運動後に疲労を残さないために、さまざまな手段が考えられ、取り入れら…
ページ上部へ戻る