肩甲上腕関節と関節包内運動の制御

健常な肩では、腱板は肩甲上腕関節の自動的関節包内運動の制御に深く関わっています。

水平に走行する棘上筋が収縮すると関節窩に対して圧迫力を直接生じます。

この圧迫力は、上腕骨頭をそれが情報に転がる際、しっかりと関節窩に固定します。

 

この関節表面間に生じる圧迫力は、0〜90°の肩外転中、直接的に増加し体重の80〜90%の大きさにも達します。

関節力を分散させるための表面面積は60°と120°との間に最高に増加します。

この表面面積の増加は生理的限界レベルに圧を維持するのに役立ちます。

水平に走行する棘上筋は関節包内運動を方向づける理想的な筋と言われています。

肩外転の際、この筋の収縮力は上腕骨頭を上方に転がし、同時に筋腱の空間保持役として機能し、対抗して生じる上腕骨頭の上方並進を制限しています。

さらにその他の腱板筋は外転の際、上腕骨頭を下方へ向ける力線を有しています。

二頭筋長頭もまたこのような作用に関与していると言われています。

外転の際、広背筋や大円筋のように他動的に生じる伸張力でさえこの上腕骨頭の有用な下方への方向づけに作用します。

これらの他動的力は力線の上方近くで働く三角筋の収縮力を中和するのに役立っています。

これら自動および他動力を欠いた場合、鳥口肩峰アーチに対して骨頭は上方へ転位し、挟み込まれるか、衝突します。

その結果、完全な外転はブロックされます。

この影響は典型的には、腱板の完全断裂後、特に棘上筋や棘下筋腱断裂に観察されます。

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