人間の身体には、多くの関節がありますがそれぞれの関節により、動かせる範囲(関節の可動域)は異なります。

例えば、肩関節であれば、屈曲180°、伸展50°、外転180°、内転0°、股関節であれば屈曲125°、伸展15°、外転45°、内転20°など
関節の正常な可動域はそれぞれの関節により異なります。

この関節の正常な可動域の制限が起こりやすいのが
ケガをした後です。
靭帯損傷や骨折、肉離れの後遺症などで可動域に制限が起こりやすくなります。
ケガが治っても、可動域制限がある状態で動いていくと制限があることで他の部位によって動きを補うようになります。
その状態でそのまま身体を動かし続けるとケガの再発や他の部位に痛みが発生したりと悪循環になりやすい為、いかにケガからのリハビリの段階で関節の可動域の制限も取り除いていくことが重要です。

では、関節の可動域制限が起こる原因は大きく分けて4つです。
①靭帯②筋肉③癒着④骨・軟骨の損傷

一つ目の靭帯による可動域制限について、今日は触れていこうと思います。
靭帯損傷の場合、ギブスなどで長期間関節を固定していると、損傷した靭帯が固くて伸びの悪い状態で治ってしまった場合です。
本来はケガをした靭帯が自然に治っていくのに組織を伸び縮みさせていくと効果的ですが、ギブスを巻いていると組織の伸び縮みができない状態がつづき、靭帯が固くなってしまいます。この伸びの悪い靭帯が関節可動域を制限する原因になることがあります。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

ピックアップ記事

  1. 2017-9-22

    リュックサックによる腰椎への圧縮軽減

    リュックサックはバッグとしての優れた役割もさることながら、腰椎への負荷軽減ギアとしても効果を発揮しま…
  2. 2017-9-5

    筋線維の形態的特徴について

    筋の形態は、張力発生能力、可動域、短縮速度に著しい影響を及ぼします。機能に影響を及ぼす形態的…
  3. 2017-8-11

    アフォーダンスとカノニカルニューロン

    随意的な動作は、中枢で生じた運動の意図が顕在化したものであり、「目的」はそれを達成するための筋道を決…
  4. 2017-7-19

    筋の拮抗的・共同的中和

    運動を円滑に遂行するために骨格筋はそれぞれ主動作筋、共同筋、拮抗筋と役割を持ちます。一般には…
  5. 2017-7-18

    クレンチング(食いしばり)と運動の関係

    クレンチングとは、無意識的に上下の歯を強く噛みしめる動作をいいます。習慣化されたものはブラキ…

FACEBOOKもチェック!

注目TOPIC

  1. 2017-1-26

    代謝環境を利用して脳を刺激する

    筋肉を動かし力を出すためには、ATPという物質のエネルギーが必要です。これは、あらかじめ大量…
  2. 2015-5-24

    栄養や日光と関わる障害「くる病」とは

    栄養と健康は大きく関係し合っています。栄養不足だから体調が悪くなる、といったようなものだけで…
  3. 2015-9-11

    顎関節ストレスと姿勢

    筋解剖学に基づくと、頭部の位置が下顎の安静位置に影響を及ぼすと考えることは容易なものです。た…
  4. 2015-4-14

    神経系とは

    神経系は、末梢からの刺激を受け取り、これに対して興奮を起こす中枢神経系と、刺激や興奮を伝導する末梢神…
  5. 2017-3-2

    回転動作の作用・反作用

    カラダのある部分で1つの運動が生じると、それと反対方向の運動が起こって全体のバランスがとれるという現…
ページ上部へ戻る